アロマ・キャンドルを手作りしよう!
■ 基本の作り方
■ 香りづけ、色づけ方法
■ ハーブやスパイスを使って
■ 型を工夫して
■ 注意点と応用
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応用のヒント
ビーズワックスは香りも、燃えもよく、ナチュラルなキャンドル素材としてうってつけです。ビーズワックスだけでもキャンドルは作れますが、私がマカダミアオイルを加えているのには理由があります。
- ビーズワックスを湯煎で溶かす時間が短縮される。
- 燃焼効率がよくなる(キャンドルが長持ちする)。
- 型に流しいれるとき、温度が高いと型をいためるが、オイルを加えることで液体の状態を長く保てる。
ただし、マカダミアオイルの量が多すぎると、キャンドルがやわらかすぎて、変形しやすくなりますし、また芯が燃え終わってもロウがたくさん残ってしまって勿体ないような気がします(^^;)。
経験的に、マカダミアオイルはビーズワックスの2割程度がいいようです。容器ごと使う場合には、オイルを多めに入れても構いませんが、型から外して使いたい場合にはオイル2割が限界と考えたほうがよさそうです。
マカダミアオイルを選んだのは、ビーズワックスとの香りの相性がいいこと、価格的にも無理がないことからです。その他の植物オイルを使うこともできますが、オイルによっては臭くなることもありますのでご用心。
経験的にいうと、グレープシードオイル、スイートアーモンドオイル、そしてお料理用のオリーブオイル、は問題ありません。
また、贅沢だけどセンテラオイルやセントジョーンズワートオイルなどの浸出油を加えると、ほんのりいい香りとナチュラルな色がつきます。
また、ビーズワックスは固まるのが遅いので、すごーく長い時間待たされるような気がします(^^;)。固まるまでの時間を短縮したい時は、ビーズワックスの一部をキャンデリラワックスに置き換えるのもテです。キャンデリラワックスはキャラメルのような甘い香りがあり、より硬い仕上がりになります。
キャンデリラワックスだけでもキャンドルは作れますが、融点が高いので温度がちょっと下がるやイッキに固まりますから、型に移すときは手早くしないといけません。ビーズワックスとキャンデリラワックス、半々くらいに混ぜるといいと思います。
注意点
- 溶けたロウは(当たり前ですが)熱いです。火傷をしないようにご注意ください。
- キャンドルに火をともす時は、キャンドルホルダーをお使いください。耐熱性のガラス、陶器など燃えない素材ならば食器等でも構いません。
- キャンドルに火をともす時は、必ずキャンドルから目を離さないでください。放置すると危険です。
- 火をともしたキャンドルは子供の手の届かないところに置いてください。
- キャンドルの炎を吹き消すときに、火の粉が飛ぶことがあります。火傷はもちろん、じゅうたんに「おこげ」を作ってしまわないようにご注意ください。
炎を消すときは、洗濯バサミのはさみ部分にアルミホイルを巻いたもので炎をつまむと、火の粉が飛ばず、また消えそこなった芯から不快な煙があがるのを最小限に食い止められます。
(パラフィンを原料にしたキャンドルは消したときの煙が有毒ですが、ビーズワックスで作ったキャンドルには害がありません。)
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