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- Frequent Asked Questions- 《アロマテラピー/ビギナー編(2)》 (つづき)
A: そうなんです! 私が持っている資料の中でも、かなり記述内容が異なるんです。どうやらアロマテラピーは長い歴史がありながらも、科学的に解明されるようになってからの歴史は浅いようで、まだまだ実験段階にあるといっても過言ではないようです。アロマセラピストとして長い経験を持っている人々同士が話し合っても、全会一致で合意する効能と、意見がバラける効能とがあるようです。 ところで、アロマテラピーに関する本は沢山出版されていますが、そこに登場するレシピや効能といった情報の源は、なんだと思われますか? 実はほとんどが昔誰かが書いた本からかき集めた孫引きの集大成であることがほとんどなのだそうです。私も「一人の著者がこんなに沢山のレシピをどうして知っているんだろう?」と不思議に思っていましたが、なんのこたあない、彼らも自分たちの実験結果のみを載せているわけではなく、他の本に載っていたことに自分なりの検討なりレポートなりを多少加えて、編集し直しているものがほとんどというわけ。 では、孫引き、ひ孫引き、ひひ孫引きされてきた情報のモトはどこから来ているかというと、「伝統的な使い方(おばあちゃんの知恵みたいなもの)」「ハーブ療法から推測・応用されること」「口コミ」といった曖昧な情報源が多い。近年、次第に科学的に実験されたレポートも出てきていますが、すべてのレシピや効能について科学的に立証できているわけではないのです。逆に、伝統的な療法だったものが科学的リサーチの結果、実はまったく逆だった、なんてこともあります(ジャスミンオイルの母乳促進説がいい例です)。 ですので、素人ユーザーとしては、多くの異なる記述を比較検討しながら、気長に楽しみながら試していきましょう。本に載ってるレシピをそのまま試しても「あれ?」ということもある代りに、自己流で実験しているうちにプロも気付いてないような、すごい効果が発見できるかもしれません。 ※各商品ページにある「エッセンシャルオイルのプロフィール」は、初心者向けに香りイメージ、こころへの作用をメインに紹介しています。薬理的、美容的、専門的な作用について知りたい方は、国際ナチュラルセラピー協会(INTA)の各種資格講座をご検討ください。 また、実際使ってみてどうだったか?という生の声をお届けする「人体実験記録」のコーナーもありますので、ご参照ください。
A: 日本では内服療法は一般に認められていませんが、アロマテラピー療法の一部として「内服」という摂取方法があることは事実です。フランス、ベルギーなどでは、医師の処方箋に基づいてエッセンシャルオイル(精油)の内服が指示されますし、オーストラリアのアロマテラピストの間にも(処方はできませんが)内服という療法はかなり広く認識されています。 内服療法は知識がしっかりあれば非常に有効な方法ではあるのですが、知識のない初心者がむやみに行うべきではありません。内服にあたっては、新鮮な治療グレードの100%ピュアオイルを選択すること、エッセンシャルオイル(精油)の種類を選ぶこと(単独で内服できるものもあるが、通常は複数のエッセンシャルオイルをブレンドする)、量や頻度に注意すること、など注意すべき点が多々あります。内服に際しては必ず専門家の指示に従ってください。 なお、 E-Conception のエッセンシャルオイル(精油)はオーストラリアでは内服にも利用される治療用グレードではありますが、医薬品としての許認可はありません。内服をお試しになりたい方は専門家のご指示のもと、十分ご注意の上、自己責任でお願いいたします。 国際ナチュラルセラピー協会(INTA)の「ナチュラルセラピー講座」では、内服療法についても取り上げています。
A: 1L入缶は価格的にはとてもお得です。でも、1Lもの同じ種類のキャリアオイルを酸化する前に1人で使い切るのは、ちょっと無理があるかもしれません。ほとんどのキャリアオイルは2年くらいはもちますから、同じオイルだけを使用していれば使い切れるでしょうが、キャリアオイルは他オイルとブレンドした方が効果があがるものです。 お友達との共同購入(あとで瓶に小分けするとか)や、プロの方にはうってつけの商品ではありますが、お一人で使うことをお考えでしたら、多少高くても200ml入などを、いろいろ種類を取り揃えながら購入された方が結果的には無駄なく、効率的に使えるかと思います。 ※1L缶がうまく開けられない方。イーコンの動画サイト内(Youtube)で解説しています。こちらをご参照ください。
A: 基本的には、各商品ページにある「エッセンシャルオイルのプロフィール」をご参照の上、期待している効能がありそうなエッセンシャルオイル(精油)を選択してください。その際、1つのオイルで期待している効能を複数兼ね備えているエッセンシャルオイル(精油)を購入した方が効率的でしょう。 その意味では、カモミール、ラベンダーなど、様々な効能があると言われている万能型オイルが、最初の「お試し」としては価値あるでしょう。 アロマテラピー・ビギナーの方で、「アロマテラピーってどんなもんなのかな?」ということを実感されたいのでしたら、次の中から選んでみてはいかがかと思います。(順番は、独断と偏見のオススメ順) ラベンダー、ユーカリ、ティートリー、カモミールローマン、イランイラン、ゼラニウム、クラリセージ、ローズマリー、ジャスミン、ネロリ、ローズ・・・
A: 複数のエッセンシャルオイルを混ぜる場合の注意事項としては、
この中でよくわからないのが、「相性」の問題です。エッセンシャルオイル(精油)も人間同様、仲のよい者とあまり合わない者がいるようです。一般的な法則を知るためには、「花系」「柑橘系」「ハーブ系」「樹木系」「スパイス系」「樹脂系」「エキゾチック系」といった各オイルの分類を覚えておくと便利です。香りや抽出される植物の部位などから大体は想像がつくかと思います。 この分類で、同じグループ内のオイル同士は相性がよいそうです。また、前述の順番で隣り合わせになっているグループのオイル同士は合うそうです。たとえば、柑橘系のレモンと、花系のローズは合いますが、エキゾチック系のイランイランと樹木系のユーカリは合いません、という具合。詳しくはオススメの本紹介ページを参照ください。 でも、こういった理屈にはあまりこだわる必要はありません。複数のオイルの相性というものは、使う本人にとって「いい香りかどうか」が大切なのですから。上記の分類や、ブレンドファクター表、香りの分類(揮発性の高いトップノート、ミドルノート、揮発しにくい重たい香りのベースノートからバランスよく選択するとよい等)は参考にはなりますが、そういう説に縛られることなく、自分の気に入るアロマブレンドを大胆に自由に開発していってください。 化学的には、「精油Aに含まれる化学成分は○○に刺激を与えるので、△△が含まれる精油Bと一緒に使うべき」等の理論があるようですが、素人にはなかなか覚えきれませんね。たとえば、肝臓機能に負担を与えがちなタイム(チモール)を使う場合は、肝臓を保護するローズマリー(ベルベノン)やレモンを同時に使う。あるいは肌への刺激が強いシナモンには、シトラス系オイルかクローブバッドを混ぜると刺激が中和される等。 エッセンシャルオイルオイルの配合バランスについてですが、一般に強い香りのオイルを少な目に、弱い香りのオイルを多めに入れて調整すればよいです。 配合してみようとするエッセンシャルオイルを3種類ほど選びます。各エッセンシャルオイルの蓋をあけ、瓶ごと3本手に握って、鼻の下でゆっくり動かしながら香りをかぎます。際立って最初に感じられるオイルをまず除きます。次に2本で同じように香りをかぎ、どちらが強いかを判断します。こうして判断した香りの強さから、香りの弱いオイルを多めに、強いオイルを少な目に配合すればバランスのとれたアロマブレンドが出来上がります。 また、出来上がったブレンドを手首などに少しつけてみて、香りが好みかどうかを判断するといいです。気に入らない香りなら、別のブレンドを作り直した方が結果的には効果が期待できます。
A: オススメの本紹介ページをご参照ください。
A: 柑橘系オイルを肌につけて日光にあたると「光感作」が起きることが知られています。まるで写真を現像したときのような青いシミが出来たり、ひどいケースだと痒み、痛み、炎症、ただれといった現象も起こるそうです。この原因になっているのは、精油に含まれるフロクマリンという成分。ほんの1%程度の含有量でも、個人差はあるものの反応するようです。 ちなみに、「柑橘系オイル」と総称されるものは、レモン、ベルガモット、オレンジなど果実の皮から冷圧搾されたエッセンシャルオイル(精油)です。たとえばオレンジの葉から抽出されたペティグレインや、オレンジの花から抽出されたネロリでは光感作は起きません。他に思いつく限り挙げておきますと、マンダリン、ライム、そして柑橘系ではないけれど例外的にアンジェリカルート、セロリシード、ジンジャーなどにも光感作があります。もっとも光感作が起きやすいベルガモットには、「FCF」といってフロクマリン(ベルガプテン)を人工的に除去したタイプのエッセンシャルオイル(精油)もあります。 ★自分の肌で実験してみました。「アロマセラピー実験記録(87)」をご参照ください。
A: エッセンシャルオイルをプラスティック容器に保存すると、プラスティックと化学反応を起こしてプラスティックの成分が溶け出してしまうことがあります。100%ピュアのエッセンシャルオイルは必ずガラスの遮光瓶に保存してください。 精油をキャリアオイルやアロマウォーターなどに希釈して保存する場合には、プラスティック容器でも問題ないこともあります。エッセンシャルオイルの種類、希釈濃度、プラスティックの素材にもよりますが、濃度3%程度ならばまず問題ないでしょう。どの精油がどれくらいの濃度まで大丈夫かはひとつひとつのケースで実験して確認するしかありませんが、経験的に、PET素材の容器は溶け出しにくいようです。精油5%濃度のルームコロンを作ってPETのミストスプレーに保存しましたが、問題はありませんでした。 プラスティックと精油の反応について詳しい方に教えていただいたところ、プラスティックの素材によってもだいぶ違うそうです。やっぱりPETは一番安定していて化学反応が起きにくい。また、HDPEでもフッソ加工を施したものは安定しているそうです。反応の仕方は精油の種類にもよりますが、モノによってはなんと100%ピュアの精油でも問題ないこともあるといいます。我々がふつうに使う濃度3%程度のブレンドについては、あまり心配しなくてもよさそうですね。
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