E-Conception.org イー・コンセプション ショッピングへ
E-Conception.org アロマの部屋 HOME E-Conception.org アロマの部屋 実験記録 E-Conception.org アロマの部屋 Q&A E-Conception.org アロマの部屋 エッセイ E-Conception.org アロマの部屋メルマガ E-Conception.org アロマの部屋 サイトマップ E-Conception.org アロマの部屋 自己紹介 E-Conception.org アロマの部屋 お問い合わせ
アロマ&クレイセラピー

実験記録


-その8-




(51)暑い夏にはジェルでマッサージ

暑い夏にはオイルマッサージしようにも、オイルと汗がいっしょくたになってしまい、肌がベタベタしてイマイチ気持ちよくない。そこで、キャリアオイルの代わりにジェルを使ってマッサージしてみた。

「ミネラルジェル」にエッセンシャルオイルを滴下して肌に塗ればスキンケアになるはず。オイル分5%まで保持できるそうだから、小皿に大さじ2杯ほどのジェルを入れて、精油を2滴たらしてみた。

塗った直後はジェル特有の突っぱり感があるが、あっという間に乾いて、肌はスベスベ。確かにベタすかず気持ちイイ。これはウレシイ発見である。しかも、ジェルのラップ効果で、キャリアオイルと比べても精油の皮膚浸透率は高まるのだそうだ。

気候や目的次第で、うまく活用していきたい。




E-Conception.org アロマの部屋 (52)トイレの消臭 アロマボトル

帝塚山芳香研究会の会員宅を訪問した折、トイレがかぐわしかったのでよくよく見ると、アロマの小瓶が置いてあった。エッセンシャルオイルの空き瓶を利用して、脱脂綿をつけこみ、その脱脂綿の先を瓶の口から出して空気に触れさせておくだけで、精油成分が蒸発してトイレがいい香りで満たされるというカラクリ。レシピを伺うと、中身は精油のみでブレンドしてあるとのこと。

これはいいアイデア!と思い、さっそく自宅で試してみた。が、ウチのトイレは西洋式のバスタブ、シャワールームが一緒になった4畳半ほどの広~いバスルームなので、なかなか香りが拡散しきれない。そこで、アルコールを精油分と同量ほど混ぜて、蒸発を促すようにしてみた。こうすれば、ほのかな香りが広がる程度には機能するようだ。
それにしても、家が広すぎるのも善し悪しなのであった。





(53)虫さされ用 アロマブレンド

虫さされ用ブレンドはいろいろ試してみたけど、「これにはかなわないかぞ」という商品を発見してしまって困っている。なんでも30種類以上の精油やアロマウォーターをブレンドし、アルコールで希釈した商品なんだそうだ。

これが、よく効く。蚊やノミのさされ跡に、刺されてすぐに塗るとジワ~と効いてきて、かゆみも取れ、しばらくすると赤みも腫れも引いている。「キンカン」ほど強力ではないが、自然の力を利用した商品としては、ほぼ完璧であろう。

しかし、問題はお値段。虫さされ薬としてはかなり高い。
それに、自分のオリジナルブレンド作りを楽しみとしている私にとっては、既存商品などに屈するにはなんだかシャクなのである。で、似たようなオリジナルものを作ってやろうと野心を掻き立てられ、研究中である。

混合してあるであろうエッセンシャルオイルとしては、ジャーマンカモミール、ラベンダー、ティートリー、ミルラ?あたりは嗅ぎ分けられるのだが、あとはよく分からない。一般にペパーミントはカユミ止めに効くというが、この製品にはアルコールが入っていて、これがカユミ止め効果を発揮している模様。
史上最強のオリジナル虫さされブレンドが開発されるのは、いつのことか?!





(54)ホットレモンの威力

水嶋昇先生著「完全アロマテラピーマニュアル」で紹介されているホットレモン、これが相当な効能があることを体感しつつある。精油の内服はコワイからとこれまで避けていたのだが、お医者さんが勧めているのだから大丈夫なんだろう、と挑戦することにした。

今まで試して「これは効いた」と思う効能は・・・
  • 風邪の時。特に風邪のひきかけ、のどが痛くなったらすぐにホットレモンを1日3杯飲む。これだけで1~2日で治ってしまいました。
  • 便秘に。1週間も溜めてしまってからでは遅いが、2~3日の軽い時なら、これを朝起きてすぐ飲むと、ゆるやかにお迎えがやってきます。
  • 臭いオナラに。これ飲むと、オナラが臭くなくなります。腸内の異常発酵を抑えてくれるようです。


レシピは簡単。

ホットレモンのレシピ:

レモンのエッセンシャルオイル1滴をティースプーン1杯のはちみつに溶かし、100mlのお湯を入れて飲むだけ。1日3回まで、長期にわたって飲めるそうです。私はアクティブなマヌカの成分が溶け込んだ「マヌカハニー」を使っています。





(55)自作フェイスクリーム実験!

クリームを手作りしてみた。まずは原料となるシアバターとココアバターの違いについて




★シアバターとココアバターの特徴

ココアバター

・・・チョコレートに含まれるココア豆から抽出される、酸化しにくい脂肪分。エモリエントとして化粧品によく含まれ、肌にも早く浸透します。ココアバターで作られたクリームは最初の数日は液状になりがちですが、その後クリーミーな状態になります。
ココアバターはニキビを促進させる働きがあるので、脂性肌の方、ニキビができがちな方は他のベジタブルオイルやワックスに10%未満の低濃度に保つことをオススメします。

シアバター

・・・アフリカのカリテという木になるアーモンドのような小さな実から抽出される脂肪分。皮膚を軟化させるエモリエント効果があり、脂っこくない。アボガドオイルのように、良質のヒーリング効果のあるトリテルペン類に代表されるサポニン化しにくい物質が多く含まれます。また、抗硬化物質として知られるスティグマステロールも含まれます。このことから、アフリカで伝統的に、筋肉痛、リウマチ、火傷、外傷用の軟膏代わりにシアバターが活用されてきた理由がうかがわれます。

シアバターは局所的に血行を促進するともいわれ、細胞への酸素供給を増加させ、老廃物の代謝を促進します。また、シアバター中の天然酸化防止剤であるBアミリンは酸化を防止します。ヒーリング効果のあるアラントインという物質も含まれ、ベータカロチン等の様々なカロチン物質も含まれます。別の研究ではシアバターは老化肌の弾力性を高め、シワを減らすのに効果的とも言われます。このため、シアバターは、乾燥肌、皮膚炎、日焼け、火傷、外傷、肌の炎症、妊娠線の防止にも役立ちます。シアバターを使って作られたクリームは、大変心地よい使い心地です。シアバターは酸化を防ぐために冷蔵庫内で保存することをオススメします。


ということで、やはりお値段が張る分、シアバターの方がなにかと薬効が期待できるようだし、使用感も優れているようだ。

さっそく、これらを使ってフェイスクリーム作りの実験をしてみた。
仕入先に「フェイスクリームにはどちらのバターが適しているか?」と聞くと、「どっちもいいわよ」と返答されていきなり躓く。「じゃあ、あなたはどうやってフェイスクリームを作ってるの?」と聞いたら、「乳化ワックス(後述)と混ぜて、シアバターとココアバター両方混ぜて作っている」と言う。それぞれ特徴が違うので、自分に適した仕上がりになるよう、両方を適度に混ぜて作るものらしい。

それと、もう1点。うっかりしていたのだが、いわゆる化粧品のコールドクリームのような流動性のあるクリームを作るには、水分を加える必要があるのだ(蜜ろうクリームのような粘性の高いクリームやリップバームなら別だが)。ミネラルウォーターやアロマウォーターを入れるそうで、この水分とシアバターやココアバターの油分とを安定した状態にするためにはなんらかの触媒が必要。そこで、「乳化ワックス」の登場。この固形ワックスの仲介があってはじめて、仲の悪い油と水が無事溶けてくれるという寸法。



★オリジナル・フェイスクリームの作り方

基本レシピ
  • 乳化ワックス 40g
  • ベジタブルオイル 60g
    (この時によりリッチな仕上がりにした場合、ベジタブルオイルの一部をシアバターやココアバターを代替します。量はベジタブルオイルの25%=15g分まで置き換えることが出来ます。)

    ここで出来上がった「油分ベース」に水分を加えます。比率は、油分10gに対して、80~100mlの水分。混ぜる時は70度にします。


参考までにオリジナルのフェイスクリームの作り方(レシピ例)を紹介します。

    A)油分ベース
    • 乳化ワックス 40g
    • マカダミアオイル 25g(28ml)
    • ココナツオイル 25g(28ml)
    • ココアバターか蜜蝋 10g
    • 天然酸化防止剤 8滴

    B)水分
    • 水(ミネラルウォーター等) 386ml
    • グリセリン 12g
    • 天然水分保存剤 2g


    作り方:
    1. Aを鍋に入れて混ぜます
    2. Bを別の鍋に入れて、温める前に混ぜます。
    3. 両方を別々に65~70度に温めます。
    4. BをAの鍋に混ぜます。
    5. 火をとめて、1分間よくかき混ぜ、冷えるまで数分ごとにかき混ぜます。




ただ、このレシピどおりだと大量のクリームがイッキに出来上がってしまうので、実験用に少量で試してみた。ニキビが出来たら困るのでココアバターは控えめに、シアバターの量を多めにしてみた。


 第一回実験レシピ

    A)油分ベース
    • 乳化ワックス 10g
    • ホホバオイル 7g
    • ボディマッサージブレンド 7g
    • ココアバター 1g
    • シアバター 3g
    • 天然酸化防止剤 2滴

    B)水分

    • オレンジブロッサム(ネロリ)ウォーター 100ml
    • グリセリン 3g
    • 天然水分保存剤 0.5g


    【うまく仕上げるコツ】
    • 材料の量をきちんと測ること(計量器を使って)。目分量だと失敗します。
    • 少量ずつ作ると、計量の誤差が大きく影響しがちなので、失敗しやすくなります。上記のレシピ量が失敗なく作れる限界だと思います。
    • 硬めに仕上がったときは、あとから水分を加えることで多少調整がききます。ゆるめに仕上がったときは調整しようがないので、水分をイッキに入れず様子を見ながら足していってもいいです。


大成功!! 実になめらかなクリームに仕上がった。肌への吸収浸透も早く、伸びもわりとよくて、全然ベトつかず、ちょうどよい保湿感。仕入先に聞いたところによれば、天然酸化防止剤と水分保存剤を入れれば、2年間はもつそうだ。ふつう、手作り化粧品は半年が寿命だと言われているのに、すごい・・・。

レシピの説明を読むと、準備すべき材料はいっぱいあるし、鍋も2つ用意しなきゃならないしで、結構面倒くさそうだなあと思ったのだが、やってみたら意外と簡単。ものの10分ほどで出来てしまう。

反省点としては、ミネラルウォーターをすべてネロリウォーターに置き換えてしまったので、クリームベースとしてはオレンジの香りがキツすぎる。そのまま使用するにはいいが、好みのエッセンシャルオイルを滴下するにはあまり向いていない。アロマウォーターの分量を20~50%くらいに控えた方がいいと思う。
また、シドニーは夏なので、もうちょっと水分を多くしてもよかったかもしれない(と思って、第二回実験では水分を多めに入れてみたら、「乳液」が出来上がってしまった。油分ベースと水分の割合は、ほんの少し変えるだけでかなり粘性に影響するようだ。正確に測れる計量器が欲しい・・・)。

市販の化粧品とは違って、すべて天然素材から出来ているし、何を入れたかも自分で知ってるから安心して使えることは確か。使用感もベタつかないのに肌がしっとり仕上がって、いい感じ。あとは、本当にお肌が美しくなるかどうか、様子を見るのみ。




(56)耳が痒い!

耳の穴が痒くてしょうがなくなった。軽い炎症でも起しているのだろうか? 思わず綿棒でゴリゴリやりたくなる。が、これを続けていると外耳を傷つけてしまいがち。そこで、綿棒の先にティートリーを塗って、耳掃除をしてみた。サッパリして気持ちがいい。かゆみは劇的に解消するわけではないが、ティートリーを塗ったんだから大丈夫という精神的サポートもあってか、あまり気にならなくなる。翌日にはケロっと治ってしまった。




(57)ピアスの穴掃除

ピアスの穴はバイ菌が入りやすいのか、よく炎症を起こしてしまう。そんな時はティートリーオイルを塗って空気に触れさせるようピアスを1~2日はずしておくと、炎症も収まる。だけど、精油には傷を回復させる作用もあるのだろう、ピアスの穴が小さくなってしまうのが難点。

そこで普段からピアスの穴を掃除してはどうかと思い立った。脱脂綿にティートリーオイルを塗って、耳の穴にピアスが通る部分を拭いておく。すると自然と穴の中にティートリーの成分が通るという。これで炎症ともオサラバだ。

※ティートリーの匂いが苦手な方は、ティートリー・スウィート、ラベンダー等他の精油で代用してもいいと思います。




(58)洗濯物の匂い消し

洗濯は洗濯機がやってくれるが、洗濯機を一まわししても汗臭い匂いが消えないことがある。そこで、アロマを応用。ティートリー、ラベンダーの精油を、洗濯石鹸に1滴ずつ落してからふつうに洗う。すると、洗濯機が止まった頃には、すべての洗い物がかすかに精油の香りを帯びて、イヤな匂いは残らない。家事を楽しくする、アロマな生活の知恵である。




(59)筋肉痛に効果あり!!

普段はあまり運動をしない私が、ファームに遊びにいった折、テニスやら乗馬やら思い切りスポーツしてしまった。もちろん筋肉痛になることは予想される。しかも、日頃の運動不足+年もあって、筋肉痛が出てくるのが遅かったりする。が、この時はその日の夜から腕から足から「筋肉痛になるぞ~」という兆候が見られた。

さっそくアロママッサージ。筋肉痛にいいとされる精油としては、ウィンターグリーン、ローズマリーカンファー、タイムリナロール、スパイクラベンダー、ペパーミント、バジル、ナツメグ、ユーカリレモン、ラベンサラ等がある。が、ここで私はスケベ心を起こし、太い足を細くする目的まで加えて一石二鳥狙いをしてみようと思い立った。

E-Conceptionオリジナルブレンド「スリミング」には筋肉痛にも効きそうな精油が含まれているから、これでイケるんじゃあないかと睨んだ。マッサージオイルに希釈して、ふくらはぎ、もも、うで、と痛みが来そうなところにマッサージ。これを3晩続けた。最初の1晩は、それでも「ちょいと筋肉痛」程度には痛んだのだが、2日目からは全然痛くない。1週間たっても好調だから、いくらなんでもこれから筋肉痛が発生することはなかろう。すごい、効くんだ。感動。

で、最近調子に乗ってテニスを始めたのだが、帰ってくるやいなや筋肉痛対策にブレンドオイルを足や腕に塗っておくと、筋肉痛はほとんどやってこないことが分かった。「スリミング」1に対して、ラベンサラを1加えてやると、もっと効くような気がしている。

ところで太い足はどうなったかというと、1週間くらいではそう違いは見られない。根気よく続けなければいけないんだろうな。




(60)アレルギー性鼻炎にサイプレスの内服

もともとアレルギー性鼻炎持ちの私は、時々鼻がバーストして、くしゃみ&鼻水&涙の応酬を受けることがある。原因はよく分からないが、気温の変化とダストがイケナイようで、季節の変わり目と掃除した時に起きるのが常例。いつもなら、ユーカリオイルを希釈して胸にマッサージしたり、ティッシュを丸めてオイルを浸して鼻に突っ込んでおけば収まるのだが、今回のは強敵だった。丸3日、ひっきりなしのくしゃみには参った。

そこで、内服にチャレンジ。ホットレモンと同じ要領で、はちみつをコップにティースプーン1杯分入れ、鼻風邪に効果があるというサイプレスを一滴たらし、お湯を注いで飲んでみた。飲みにくいかなあと心配していたが、サイプレスは柑橘系の味でさほど抵抗なく飲める。湯気を鼻から吸い込むだけでも気持ちがよくて、多少は落ち着く。が、驚いたのは内服後の効き目!! 飲んで15分もしないうちに、次第にくしゃみはおさまり、いつのまにかグシャグシャだった鼻は乾いていた。びっくりした。

他のブレンドでもトライしてみたが、どうやらサイプレスとティートリーを1滴ずつ入れたものが最も効果があるように思う。ただ、このブレンドはかなり強烈と見えて、若干あたまがクラクラするような気もしたので、あまり継続して服用してはいけないだろう。なお、レモンオイルではあまり効果は見られなかった。
ちなみに、効果が継続するのは半日くらいなので、また同じようにバーストしたら別のブレンドでトライ、という形で1日2回ほど、3日間継続して飲んでみたが、別に異常は起こらなかった。3日間継続した後は、完全におさまった。


 追加情報

    その後、ユーカリ・オーストラリア(ラディアタ)でも試してみました。ユーカリはホットレモン式にすると揮発性が強いから香りがキツくて飲みにくいので躊躇していたのですが、「はちみつに混ぜて、そのまま舐める!」という方法だと、おいしく食べられます。ティースプーン1杯分のはちみつに、ユーカリを1滴。オーストラリア名物「ユーカリ・キャンディ」のような味です。

    効果のほどですが、舐めて30分くらいでとりあえず発作はおさまりました。ただ、個人的にはサイプレスの方が鼻が乾いてスッとするような気がします。

    なお、「はちみつ+精油」でそのまま舐めちゃうというこの方法は、精油の種類によっては内服しやすいようです。ただ、精油は1回につき1~2滴分までに抑えた方がいいと思うので、精油のブレンドを細かく設定できないのが難。そこで、鼻炎用アロマはちみつをおおめに作って常備することにしました。はちみつを多めに用意することで、精油のブレンドを調整できます。

    • はちみつ ティースプーン10杯分(10回用)
    • サイプレス 5滴、ユーカリ 3滴、ティートリー 2滴




※注意:アロマセラピーの知識のない方が内服を行いたい場合には、専門家の指示を仰いでください。




★つづきをご覧になりたい方は・・・
→「アロマセラピー実験記録 その9」へ