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アロマ&クレイセラピー

実験記録


-その9-




(61)家具の手入れに蜜蝋ワックス

今までは貧乏根性で中古家具しか買ったことがなかったが、やっぱり中古だけあって部屋はそれなりにみすぼらしい。今回はちょっと張り込んで(といっても1個1万円程度だが)新品のベッドサイドテーブルを購入してしまった。カントリー調のデザインでカッコはイイのだが、ニスの匂いが臭い。部屋じゅうに充満するこの匂い、「新品家具を買ったぞ」と悦にいるにはもってこいだが、夜まで鼻について眠れなかった。

「アロマでなんとかならないか」と思った。というのは、こちらのハードウェアショップで「家具のお手入れ用オイル」というのをよく見かけていたのだ。「ラベンダーワックス」なんてのも見たことがある。

資料を繰ってみると、未精製のビーワックス(蜜蝋)にリンシードオイルを混ぜて、精油を滴下すると書いてある。そこで、フェイスクリームやリップクリームを作る時に使う蜜蝋を溶かし、セサミ(ごま)オイルを混ぜてみた。ゆるめのワックス状にしたらいいのだろうと思い、少しオイルを多めに入れた。リンシードオイルも探せばあるのだろうが、面倒臭いから家にあるキャリアオイルのうち、それっぽそうなものを選んだわけだ。「リンシードって、種から採るオイルでしょ、それならセサミと似たよーなもんじゃん」という実にいい加減な選択基準である。

蜜蝋とセサミオイルを混ぜたところで、ラベンダーオイルとシダーウッドの精油を滴下。いい香りである。これを乾いた布キレにつけて、ベッドサイドテーブルを拭く。ひととおりワックスを塗ったら、今度は乾拭き。んー、今までのニス臭い匂いが消えて、ラベンダー+シダーウッドのやわからでウッディーな香りがほのかに広がる。

ワックスをかけてから1時間としないうちに、不快なニスの匂いは部屋から消え去った。夫も「I'm impressed!」と驚いていた。そして、その夜はゆっくり眠れました。

ちなみに、このワックス塗りは時々やると、家具は美しさを保ちつつ、長持ちするそうです。まあ、ウチのボロ中古家具にやってもしょうがないかもしれませんが。




(62)喘息に効いた! サーキュレーションブレンド

夫は子供の頃からアレルギー性の喘息だったそうで、今でも時々発作を起こす。なにかの花粉が刺激する場合と、精神的な原因があるようだ。先日も帰宅すると、ほとんど声はかすれていて、咳き込んでばかりいる。そこで、人体実験。

「サーキュレーション」というオリジナルブレンドオイルがある。サイプレス、ゼラニウム、レモン、サンダルウッド、パチューリ、ニアウリ、マスティックのブレンド。これをジェルに濃度5%になるよう混ぜて、ヴィックスヴェポラップの要領で首から胸にかけてマッサージ。揮発する精油成分が胸からあがってきて、鼻からも吸い込まれる。ものの10分としないうちに、ヒーヒョロヒーヒョロという気管支の雑音が聞こえなくなった。あんまり急速に効いたので、二人して驚いた。

夫は「これは精神的なものだ、キミがケアしてくれたら治ったのだ」と、お世辞めいたことを言っていた。が、私は意に介さない。愛で喘息を治せるなら、今ごろ喘息に苦しむ人がどれだけ救われていることか。これは間違いなく、アロマの威力なのだ(でも、愛情も関係あるかも)。今度は、サーキュレーションブレンドを真似して、オリジナルブレンドを作ってみようと思っている。





(63)クレイバスソルトの効果

私は昔から「にごり湯」に弱い。温泉でも、たとえ入浴剤でも、お湯が濁っているとそれだけで効果抜群のような気がして嬉しくなってしまう。アロマバスも香りはいいけど、濁らないんだよなあ。その点、クレイはお湯が濁る。グリーンクレイを入れれば緑色のお風呂になるし、ピンククレイを入れれば桃色のお風呂になるのである。「色つきのにごり湯」、それだけで盛り上がってしまう。

ピンククレイに塩、イランイラン、ラベンダー、ベルガモットの精油を加えたクレイバスソルトを作ってみた。 効果のほどは、意外なところで意外なものに意外なほど効くので驚いた。

  • 筋肉痛 - テニス後の筋肉痛対策にいつもはオイルブレンドでマッサージしておくのだが、思い切ってマッサージはやめて、クレイバスのみで実験してみた。運動後すぐにクレイバスにつかっておくと筋肉痛が避けられた。

  • 生理痛 - 生理が来る1週間くらい前からクレイバスにつかっていたら、PMS(月経前緊張症)の症状がほとんどなくなった。おかげでいつもなら子宮の痙攣加減で「もうすぐ生理だ」と予測がつくのだが、子宮の動きがスムースすぎてわからなかったくらい。生理痛そのものも軽減されたように思う。

  • うちみ - バスタブですべって転倒し、くるぶしの脇を思い切り打ってしまった。悲鳴をあげるほど痛かったのだが、そのままクレイバスに漬け込んだ。すると、不思議なくらい痛みが和らぐ。打った瞬間の痛みからして、内出血による青あざは避けられないと覚悟していたが、大したあざにもならないまま、ほとんど痛みも自覚しないまま、1週間ほどで元に戻った。アロマもそうだが、クレイもその他の自然療法と同じく、すぐに対処するとよく効くようだ。

  • 冷え症 - 私はいつも足が冷たい。足が冷たいと寝つきが悪い。ベッドに入る前に入浴して足を温めたりもするのだが、身体を拭いてるうちに足は冷えて元のもくあみ状態になる。ところが、就寝前にクレイバスに30分ほど入っておくと、ずっとポカポカ暖かいんである。ただ、足だけでなく身体じゅうが活性化されてしまうので、寝付くまでには結局時間がかかってしまう。時間に余裕があれば、就寝の1時間ほど前からクレイバスに入ればいいのだが。
    そういうわけで、クレイバスには朝入った方がいいことを発見した。そして、毎朝クレイバスに入浴していたら、いつのまにか冷え症がかなり改善されていることに気付いた。「そういや、この頃、足が冷えていないぞ」と。


このようにクレイバスの意外な効果に驚き、「にごるだけじゃないんだ!」と認識を改めた私は、クレイバスソルトのレシピを研究するようになった。好きな精油をブレンドする楽しみもある。

【手作りクレイバスソルトの作り方】

  • 塩 50g
  • クレイ 30g
    ※普通のクレイでもいいですが、「クレイピース」という荒いクレイの方が作用が強いので、クレイバスにはより適しているようです。
  • 精油 20~30滴
上記をガラスか陶器の容器に入れて(金属はダメ、クレイ成分が変化し、金属部分が錆びてしまう)、よくシェイク。10~20gをバスタブに入れてよく混ぜる。30分くらいゆっくり入浴します。

※このクレイバスソルトでは精油は乳化しませんので、皮膚刺激の起きにくい精油を選ぶ必要があります。「アロマバスベース」を使って精油を乳化させたものと、クレイを一緒に混ぜることで、安全な「アロマ&クレイバス」が楽しめます。

※手作りクレイバスソルトのレシピを「クレイ・レシピ集」のなかでいろいろご紹介しています。






(64)下痢どめブレンド

ふだんは便秘症の夫が、めずらしく丸二日も原因不明の下痢にさいなまれているので、アロママッサージでなんとかならんかと思った。資料を調べてみると、シナモンとキャロットシードのブレンドが効くらしい。これに、便秘・下痢の両刀使いであるカモミールローマンを足して、こんなブレンドを作ってみた。

シナモンバーク 1滴、キャロットシード 2滴、ローマンカモミール 2滴

上記をキャリアオイル10mlに滴下。香りもなかなか上出来である。これで、夜寝る前に、デカイ夫の腹をマッサージしてやった。夫はデカイので(身長196センチ、体重90キロ)作ったブレンドオイルは全部使い切ってしまった。

翌日仕事から帰ってきた夫に「どう?」と聞くと、「今日は大はしてない」という。翌日もお通じナシとのことで、通常モードの便秘症に戻ったようだ。下痢が治ったのはいいけど、便秘に戻ったんじゃねえ・・・。





(65)かゆみ止めブレンド

アトピー性湿疹がたえないお子さんをもつ方から、「かゆみに効くレシピはないものか?」と質問されることが多く、うーんとうなっていたところ、帝塚山芳香研究会の方から報告を受けました。

「ケモタイプ精油事典」を参考に、セスキテルペン炭化水素の共通作用に「抗せんよう作用」があることに気付き、これらを多量に含有している精油を使って次のようなレシピで試してみたところ、お子さんのアトピーに効果があったそうです(さすが、プロは目の付け所が違う・・・)。

  • ファインココナツブレンド 15ml
  • スイートアーモンドオイル 15ml
  • ボリジオイル 5ml
  • ローズヒップオイル 5ml
  • パチューリ 1滴
  • ミルラ(没薬) 2滴
  • ジャーマンカモミール 1滴


そこで、私も虫さされ用にと、この精油の組み合わせを利用してみました。局部使用なので濃度を高めに、とりあえずのかゆみ止めにアルコールも混ぜて作ってみたところ、確かに効く。かゆみもとれるし、翌日は炎症もひき、引っ掻いたミミズ腫れまでひいていました。

【後日談:これ、効きます!】

    夫の兄の義母(60才代)が長年、ヒドイ湿疹に悩まされていると聞き、このブレンドを100ml作って送りました。彼女の場合、髪の地肌から体中、もうすべてに乾せん状態で広がっており、夜も眠れないほど痒くてたまらんそうです。今まで何を試してもいい結果が得られなかった、と。

    そこで、この「かゆみ止めブレンド」の使用と同時に、石鹸洗浄(シャンプー含む)をやめるようアドバイスしました。普段はお湯で洗うだけにして、週イチくらいでグリーンクレイで地肌と体をパックすること、と。

    モノが到着してから1週間ほどしてからデンマークから電話がありました。「信じられない! あんなにひどかった湿疹がみんな消えた!」という嬉しいニュース。こちらもビックリしました。使いはじめて、たった1週間で、そ~んなに効果が出るなんて。彼女はもうルンルン気分で、これからヨーロッパ旅行に出かけるそうです。

    変なハナシですけど、このブレンドを作る時、「これは絶対に効く・・・」と念じながら作ったんです。精油のエネルギーに目覚めてから、そういうふうにしているんですけど、なんか勝率があがったような気がします。

    フランス式ケモタイプ理論を応用して開発されたレシピに、、「念」ををプラスしたら、すごい結果が得られたという。アロマって本当に奥が深いですね。







(66)生理痛対策、ブレンドいろいろ

お気に入りのヤロウブルーが一時的に入手できなくなってしまったので、愛用していた生理痛ブレンド(ヤロウブルー+クラリセージ+ラベンダー)が作れなくなってしまった。ヤロウで代用してもいいんだけど、なんか違う(効き目はそんなに変わらないけど、私の好みの香りにはならない)。

そこで、他の生理痛に効くという精油を使って、お気に入りの香りになるブレンドの探索をはじめた。結果、以前の愛用ブレンドに優るとも劣らぬ効きめのブレンドが開発できたので、自慢方々(^^;)、ここに紹介しようと思います。

ところで、だんだん分かってきたのだが、急性&一時的な痛み対策には、濃度をあげないと効果は出にくいようです。仕入先の代表もわりとフランス系の医療アロマセラピー的立場をとっていて、「局部使用なら濃度10%まで問題なし」と豪語していたりする。で、彼の言うとおり、おそるおそる濃度をあげて試してみたら、問題もなくよく効くことが分かって来ました。

そこで、最近は生理痛対策については、全身マッサージには3%程度、おなかや腰部分だけの局所マッサージには5%程度の濃度にしています(痛みが頂点に達する1~2日目のみ。その後は2.5%に戻す)。

また、同じブレンドを毎度使うよりも、様々な精油を使って異なるブレンドを作った方が効果があがることも分かってきました。女性生殖器系に働く精油は沢山ありますから、その中から適時選んで、新たなブレンドを開発すると効果もあがる上に、楽しめます。

生理が待ち遠しくなる、楽しいレシピ

以下の滴数は精油比率の割合とお考えください。私は通常、5mlのベースオイルに精油5滴(5%濃度)を原則にしています。

  • シナモンバーク 1滴、クラリセージ 3滴、カルダモン 5滴、クローブバッド 2滴
    東洋的、神秘的な香りで気に入ってます。シナモンの香りは非常に強いので、他のオイルを沢山入れないとバランスがとれません。だから、25mlくらい多めに作り置きしています。アロマバスに使っても快適。特に、月経前緊張に効果があるみたい。
    なお、シナモンはそのまま使うとスキントラブルを起こすことがありますが、クローブかシトラス系オイルと混ぜると中和されるので安心。

  • シダーアトラス 2滴、サイプレス 1滴、ジャスミン 1滴
    落ち着いたウッディーを基調に、ジャスミンの華やかさが光るブレンド。夜マッサージすると、気持ちが休まって痛みも忘れてゆっくり眠れます。

  • フェンネル 2滴、ローズマリーカンファー 1滴、マジョラム 1滴、オレンジビター 1滴
    便秘対策との一石二鳥狙いで作ったハーブ系ブレンド。生理直近にマッサージしたら、生理前の子宮痙攣が避けられました。便秘の方の効きめはイマイチだったけど。

  • メリッサ 1滴、カモミールジャーマン 1滴、フランキンセンス 1滴、サンダルウッド 2滴
    気分が明るくなる軽快な香り。昼間、痛い部分への局所マッサージに利用しましたが、結果良好です。

  • ヤロウ 2滴、カモミールジャーマン 1滴、パチューリ 1滴、ペティグレインマンダリン 1滴
    ベースノートに偏らせた、重たく暖かみのある香り。精神的にも落ち着くので就寝前のマッサージ用。

  • ジュニパー 3滴、レモン 3滴、サイプレス 3滴、シナモンバーク 1滴
    サッパリフレッシュ系の香りなので、朝のお目覚めヘルプにもなる。朝風呂用レシピとして重宝しています。安い精油のコンビネーションなので経済的にもありがたい。





(67)安眠オイルの法則、新発見!

安眠オイルとして有名なのは、ラベンダー、カモミール、クラリセージ、マジョラム、サンダルウッドといった鎮静リラックス系の精油である。香りをかいでるうちに思考がぽわわんとして、夢見心地になってくる。こういう香りが安眠に効くというのは、理屈としても納得できるので、頻繁に使っていた。もともと眠ることにかけてはあまり苦労しないタチなので、「効いてるよーな気がする」程度に思って、あんまり気にもかけていなかった。

ところが、先日仕入先代表から新事実を仕入れてきた。彼いわく「ラベンダー、カモミールなどの鎮静系の精油は、仕事や考え事で頭脳が緊張、興奮しすぎている時に使っても効かない」というのだ。

なるほど、みんながせっせと働いている工事現場に、修行僧がやってきて「静かに心を落ち着けましょう」と瞑想の指導をしても誰も興味を示さないようなもんなんだろう。こういう時は、もっとパワフルな棟梁がドスの効いた声で、「おー、休憩だぞー」と一喝した方が効くのだ。

で、そのドスの効いた棟梁にあたるのが、ユーカリ、ラベンサラ、ペティグレインといった香りも揮発性も強いオイル。これがフッと鼻に入ってくると、今まで必死に働いていた脳がビックリして、動きを停止するらしい。特にペティグレイン・マンダリンは強力な鎮静作用(←矛盾するよな表現)があるそうだ。

そこで、ラベンサラ+ペティグレイン・マンダリンをベッドルームに拡散したところ、本当にスッっと眠りに入れた。更に、いつもは昼頃までグズグズ寝ている私が、朝8時にシャキっと目が覚めたからビックリ。夫も朝6時から「I'm fresh!」と元気に起床し、「すごいよく寝たー」と感動しながら出勤していった。

翌日も同じレシピで試したが、初日ほどは効かなかった。よく言われることだが、即効性をもって効くものほど継続使用が効かないというが、本当らしい。頭が働きすぎでオーバーヒート気味の時だけ、タイミングよく使うのがコツのようだ。





(68)ベッドルームの芳香

最近の課題は、「眠る前のひとときをより充実させるための芳香ブレンド研究」。疲れをいやし、リラックスし、深い睡眠にいざなってくるような香りを目指して、あれこれ試してきた。その中で、「これは、イケる」というものをご紹介します。



滴数はバランスの目安。マッサージにも芳香浴にも使えます。私はマッサージ用には1%の低濃度にしています。

  • ローズ 2滴、サンダルウッド 3滴、イランイラン 1滴
    官能を刺激するゴージャスで美しい香り。カップル向け。

  • ベルガモット 2滴、カルダモン 1滴、ペティグレイン(マンダリン)1滴
    思い切り鎮静、精神的なストレス解消に。消化器の調子が悪い時には一石二鳥。

  • シダーアトラス 2滴、フランキンセンス 2滴、ジャスミン 1滴
    東洋系の神秘的でちょっとエロチック(?)な香り。カップル向け。生理痛にも効く。

  • ゼラニウム 2滴、 ベティバー 1滴、ローズウッド 3滴
    森の中を散歩しているうちに自然と寝入ってしまうような香り(ほんまか?)。

  • ベルガモット 3滴、マートルレッド 2滴
    お部屋の殺菌浄化になる芳香浴用ブレンド。風邪気味かな~と思ったら、これで空気をキレイにしましょう。







(69)色素沈着撃退ブレンド - 追跡実験

「(41)シミ対策マッサージオイル」で登場した「トリプルローズ攻撃」の信憑性について、更に突っ込んだ実験を行った。色素沈着に効きそうなオイルを資料から選び出し、いろいろな組み合わせのブレンドを作成。これをノミさされ痕に、それぞれ塗る場所を決めて同じブレンドを塗り続けるという手法である。

おおざっぱな感想としては、「オイルを塗らないよりも塗った方が早く色素が消えることは確かだが、ブレンドによる効果の差はそう大きなものではない」ということ。また、シミになった時点で頑張るよりも、シミになる以前にシミを予防した方がよほど効率的だということも言える。

実験の中で、ほんの小さな差異ながら、気付いたことは次のとおり。

  • 引っ掻き傷を治すには、「キャロットシード+ペティグレインマンダリン」が効果的。ミミズ腫れ状態を色素沈着になる前にキレイに治してくれた。
  • 色素沈着段階まで行ってしまったものについては、どれも即効性はないし、目を見張るほどの効果ではない。が、その中では比較的「ローズ+ローズウッド」のブレンドが効果があったようだ。
  • ローズウッドとホーリーフの差異はほとんど見られなかった。
  • キャリアオイルのブレンドを工夫することで効果があがるかもしれないと思ったが、実際にはそれよりも精油の濃度の方が関係が強いようだ(濃度が濃いほど効果があがる?)。


結論としては、「色素沈着に至る前に手を打つこと」「精油の濃度をあげること」が大事らしい、といったところである。

※2000年4月、新ブランド設立にともない、セロリシードオイルを新規扱いすることになりました。このオイル、特にシミに効くんだと以前から聞いていたのでずっと気になっていたのでした。それと、お客さんから「センテラオイル(浸出油)」がシミに効くと教えていただきました。さっそく実験!です。





(70)大胆すぎたか? - 膣内炎実験

お恥ずかしい話だが、膣内が炎症を起こして、痛痒くてたまらん状態に陥った。軽い膣炎なら、洗面器にお湯をはってティートリとラベンダーを1滴ずつ滴らしたところへ座っていると、すぐ落ち着くのだが、今回のはかなり強力であった。

そこで、大胆ながら、アロマセラピーの常識を逸脱する様々な実験を行った。

まずは、膣内にいる菌を殺せばいいのだろうと、強力な殺菌効果のある精油(ティートリーとかラベンサラとかニアウリとか)をブレンドし、キャリアオイルに混ぜて膣内に入れてみた。膣は精油を吸収しやすいので、濃度を抑えた方がいいのだろうと思うのだが、3%程度じゃカユミはおさまらない。どんどん濃度をあげていったら、今度は中がヒリヒリする。

ヒリヒリを収めるためには、ホホバオイルみたいに肌のトラブルを治してくれるオイルを使えばいいのだろうと思い、今度はホホバオイルのみを挿入。しばらくすると、またカユミが勃発。そこで気付いた。おそらく菌がオイルを栄養にして更に繁殖したんだろう。敵にゴハンをあげてしまったようなものだ。そうか、膣にオイルは入れるべきじゃないのか。

考えてみれば膣には自浄作用があるはずである。それなら殺菌という発想をするより、菌の働きを中和させるよう働きかけた方がいいのではないか?と気付いた。そう、クレイ。クレイには殺菌効果はないけど、中和作用があるのだ。

そこで、ホワイトクレイを脱脂綿にとり、ベビーパウダーの要領でパタパタやってみた。これは正解だった。30分としないうちに、ヒリヒリもカユカユもおさまってきた。そこで調子にのって、またパタパタ。続けているうちに、今度は膣が乾燥しすぎたのか、またヒリヒリしてきた。クレイは水分を吸収してしまうのだ。乾燥しすぎない程度に、クレイパウダーをパタパタしておき、あとは自然治癒力に任せたらいいのだ。

今から考えると、オイルの代りに水を利用して、膣洗浄水を作ったらよかったかもしれない。精製水に精油をよく拡散させて、膣内洗浄。そして、クレイパウダーを少しパタパタしておくべきだったんじゃないかと。
すったもんだの2日間、さんざん荒療治をしたが、少しは賢くなったかもしれない。