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アロマ&クレイセラピー

実験記録


-その2-



まだまだ続く、アロマセラピー実験記録第2弾です。
人体実験が面白くてしょーがない今日この頃。生理痛だろうが頭痛だろうが便秘だろうが、なんでも来い!!ってな気分になってます。


(11)スウィートな夢を見たかったら、イランイラン

いきなり笑われるかもしれないが、イランイランをポットで焚きながら眠ったら、昔の恋人が登場してメチャクチャ愛されるという、いい年してしょーもないほど乙女チックな夢を見てしまった。ここでストーリーを細かく言っても皆さん退屈されるだろうから敢えて言わないが、それはそれは気持ちのよい夢でありました。

イランイランには深い睡眠に落とす効果があるそうで、なんでもレム睡眠に辿り着くまでの時間が短縮されるんだとか。それだけ深く眠れば、私のダラダラ長い睡眠も、時間短縮できるかもしれない、というのが狙いだったのだが。そういえば、イランイランには媚薬的効果があると言われているのであった。結局、甘い夢のおかげで、朝寝坊するハメになりました。




(12)頭痛には何がベストか?

頭痛に効くと言われているオイルは結構いっぱいある。オーストラリア版がま油、ユーカリオイルにはじまり、ラベンダー、レモン、バジル、ゼラニウム等々。ユーカリオイルはすごい効果があるってものでもなく、軽い頭痛の時にこめかみなどに直接塗るとちょっと気分的にすっきりするかなって程度。ラベンダーはユーカリオイルよりはややマシかもしれないが、強い頭痛の時に実験したので、効き目を待ちきれずに、痛み止めの薬を飲んでしまった。

一度友人が頭痛に苦しんでいる時に、部屋にラベンダーオイルを焚いてあげたのだが、効き目はなかった。というのは、彼はヘビースモーカーなのでラベンダーの香りが煙草の香りに負けてしまって、ちっともアロマセラピーにならないのだ。更によくないことに、何に対しても「しくみ」が明らかにならないと納得しない彼の場合、「こうすると効くんだってよ」という曖昧な情報に惑わされてくれない。アロマセラピーって香りの科学的研究により効果が実証されているけれど、かなり本人の気の持ちようもあると思うのだ。「これで頭痛が治る!」とかたく信じることが治療の一端でもあるような気がする。信じる者は救われるが、信じない者は救われない。

そんなわけで、ラベンダーの頭痛抑制効果については、私はいまだ自信を持てないでいる。が、今回発見したのだが、ゼラニウムは結構いいかもしれない。軽い頭痛がする時に、ポットで焚いて、その香りを始終吸い込んでいると、次第に痛みが柔らいでくる。そのテンポはゆっくりではあるが、自然の力で痛みが和らぐというのは、心地よいものである。強い頭痛の時は、やはり鎮痛剤を飲んでしまうだろうが、軽症の時はまた試してみたい。

→後日譚:

この体験談ですが、今読んでみると「そりゃ効くわけないわな」と苦笑いしてしまいます。というのは、頭痛と一口にいっても実にいろいろなタイプの頭痛があるからです。その原因を探求し、原因に応じた処方をしなければ頭痛はなくなるわけがありません。頭痛の多くは、心身のどこかが不調を訴えている警告信号でしかないので、対症療法的に頭痛を止めるとしたら、鎮痛剤を飲むしかないわけです。が、アロマセラピーにはそういう都合のよい機能は基本的にない。その頭痛がどこから来ているのか、目の疲れなのか、肩凝りなのか、ストレスなのか、虫歯なのか、生理痛なのか・・・、それを判断してから、それぞれに合うブレンドを処方しなければならないのでしょう。





(13)便秘に効果あり!

子供の頃から母譲りの便秘症に悩まされてきた私だが、なぜかオーストラリアに来てからケロッと治ってしまった。原因はいろいろ考えられるが、残業なしの正しい生活リズム、やりたくないことに縛られる必要のない自由な環境、そして料理の達人とも言えるAPLaCメンバーら(あくまで料理の下手な私との比較による)が作ってくれるバランスのとれた食事など、好要因が重なっているのだろう。

ところが、先週1週間、久々に強力な便秘に襲われ、久々にこの苦痛を味わった。お腹が重くてはちきれそうである。さっそくアロマセラピーの実験台にしてみた(最近はどこか調子が悪いと、アロマ実験が出来る!と嬉しくなってしまう・・)。

ところでアロマセラピー関連本もこれまで数冊読み漁ったが、不思議なことに本によって書かれていることが違う。どうやらすべての人が認める、はっきりとした効果が見られるものと、個人によって効き目が異なるものとがあるらしい。これらの資料を突き合わせてみると、便秘に効果的とのことで一致した評価を得ているのは、フェンネルオイルである。でも残念ながら、フェンネルが手元にない。そこで、今回はマジョラムオイルで試してみた。

イギリス人の著者によれば、指圧のツボを押しながらアロマ・マッサージをすると効果があるそうだ。特に足の裏は身体の各部位の反射点があるそうで、足の裏を指を上にして人間の身体に見立てた場合に、内臓の配置と同じような位置にその反射点があるのだという。つまり、足裏のウエスト(土ふまずのあたり)が身体のウエストにあたるのだそうで、そのちょっと下の部分が大腸にあたる。いわゆるリフレクソロジーとアロマセラピーの併用である。

さっそくやってみた。キャリアオイルにマジョラムオイルを数滴混ぜ、これを足裏マッサージに利用。親指で圧力をかけながらマッサージ。1日3~4分に留めた方がよいと書いてあるので、ちょっと物足りない気もしたが、そのとおりにしておいた。はて、それから1時間ほどして食事を食べた。食べおわった・・・と思ったらゴロゴロと腸が快調な動きを見せている。あとは御想像どおり、数分後には私はトイレで万歳三唱をしていた・・・

→後日譚:

ついにフェンネルオイルの100%ピュアものを購入した。これで毎日足裏マッサージをしている。が、なんとなくフェンネルオイルのみでやるより、マジョラムやペパーミントと混ぜた方が効くような気がしている。ついでに、お腹のマッサージもいいみたい。一度、フェンネルオイルを赤ワインに1滴だけ垂らして飲んでみたが、結構いい香りで抵抗なく飲め、翌朝は快調であった。(注:エッセンシャルオイルの内服については、専門家の指示を仰いでください。)

→後々日譚: 98年10月現在、気に入っているのは、このブレンドでの腹部&足裏マッサージです。 オレンジオイル、ペパーミント、タイム(チモール)、ブラックペッパー

理屈の上では、タイムルージュで胃の働きを促進させ、マジョラムで腸を活性化させ、ペパーミントで腸にたまったガスを抜いてあげようというコンセプトです。ブラックペッパーは最近加え出したのですが、それから勝率があがりました。

その他、便秘によいとされている精油には、レモン、マンダリン、ナツメグ、ローズ、ジンジャー等がありますが、精油の価格や皮膚刺激のリスク、他の用途への効果・応用度などを鑑みると、上記のようなブレンドに落ち着いたわけです。但し、便秘にも人によって原因タイプがあるのではないかと思います。

    参考:帝塚山芳香研究会からの報告
  • ガスがたまったときにマジョラムがよい。
  • ストレス性のものはマジョラム、ローズマリー、レモン、ラベンダー。
  • タンジェリンもよい。
  • オレンジ、カルダモンをクリームにしてすり込む。

しかし、アロマセラピーだけで便秘を解消しようというのは、そもそも無理があるように思います。便秘は生活パターンや食生活との関係の方が密接に影響を及ぼしているのですから。月並みな話ですが、果物や野菜をよく食べ、適度な運動をし、規則的な生活をし、朝起きたら水分を沢山とり、トイレにゆっくり座っていられる時間をとる等の一般常識を守った方が効果は明らかに出ると思われます。ただ、アロママッサージをすることで、便秘がちな自分の胃腸をいたわってあげる時間が取れるというメリットはありますね。

ちなみに、食品で経験上役立つと思うのは、プルーン(毎朝5~10個くらい食べる、プルーンジュースは更に強力)、バターミルク(日本では見掛けたことはないのですが、これ200mlも飲めばテキメンです)。それから、間食(ビスケットやせんべいなど)はよくないです。特に小麦粉系のものを食べる時には、たくさん水分をとります。
日本茶は便秘になりやすいので、カモミールティー、ペパーミントティー等がいいでしょう。中国から輸入されている「減肥茶」は刺激も強すぎず、詰まった時に飲むとおだやかな便通を促してくれます。





(14)ポット使用後のアロマ水に情けをかけるな

これは余談なんですけど、ポットでオイルを焚いた後に、少しアロマ水が残ることがありますよね? 皆さん、これ、どうしてます? 既に時間を経たものなので、かなり香りの成分は飛んでしまっているとは思うのですが、なんとなくそのまま捨ててしまうのは勿体ないよーな気がしてしまうのは、私だけでしょうか??

考えてみれば、ほとんどのオイルはスキンケアに利用可能なんだから、余ったアロマ水を顔につければローション代わりになるんじゃなかろーか? と貧乏根性丸出しで、ゼラニウムオイル水を顔につけたら、あらあら大変。ヒリヒリ、ヒリヒリ、顔から花火が出そうでした。

ローションにしては濃度が濃すぎたばかりではなく、水分と分離していたオイル分がそのまま肌についてしまったんでしょう。原液をそのまま肌に付けた同然ですから、ヒリヒリするのは当然です。ああ、反省。使用後のアロマ水には情けをかけてはなりませぬぞ。




(15)ジャスミンオイルで贅沢気分

一般庶民の私が、はじめてジャスミンという植物を間近に見たのは、現在住んでいる築150年のニコイチに引っ越してきたからだった。この家には小さいながらも裏庭があり、お隣との境にある木の塀に、ツタ性の植物が絡まっており、薄ピンクの花をいっぱいに咲かせていた。かなり香りの強い花で、満開になると裏庭はこの花の香りで充満するほどである。その香りがなんとなく「バスクリンの香り」に似ているので、たぶんジャスミンじゃないかと思っていたのだが、やはり当たっていた。気が付いてみるとシドニーにはあちこちにジャスミンがあり、シーズンになると街を歩けばどこからともなく、あの香りが漂ってくるのである。確かにバスクリンの香りには似ているが、どこか高貴な贅沢な香りがするのである。

さて、このジャスミンがこれまたエッセンシャルオイルとして珍重されていると知って、嬉しくなって買ってしまった。性的障害、出産時に役立つとあるが、個人的にはお世話になる必要性には迫られていない。しかし、子宮まわりのトラブルに効くのが本当なら、もしかすると卵巣腫瘍も治してくれるかもしれない・・・とちょっとだけ期待しながら、お腹のマッサージをはじめてみた。これが実にいい香りなのである。一日中お腹に塗ったジャスミンオイルの香りが下着の下から漂って来るので、思わず機嫌がよくなってしまう。これなら目的は達成されなくても、香水代わりで十分役目を果たしているといえよう。

ついでに、ジャスミンオイルの朝風呂もオススメ。なんとなく明るい気分になるような気がする。単にゴージャスな香りのせいかもしれないけど。




(16)風邪のひきかけに、うがい

朝起きた時、なんとなく喉がいがらっぽかったり、痛かったりして、「あれ? 風邪をひいたかな?」と思ったら、即アロマ水でうがいをしましょう。コップ1杯の水にローズマリーオイル、ティートリーオイルなどを2~3滴たらして、がらがらうがい。風邪の菌もエッセンシャルオイルの消毒殺菌効果にはかなわないと見えて、すぐに喉がすっきりします。




(17)猫のノミ除けには、レモングラスオイル

私がアロマセラピーにハマるきっかけになったのは、他でもない「猫のノミ駆除」という大きな野望があったからである。お隣のサムおじさんに教えてもらったユーカリオイルでは、ノミが逃げる前に猫が逃げてしまったという情けなくも悲しいお話は以前紹介したが、今度はもっとすごいオイルを発見してしまった。

レモングラスオイルである。東洋系のこのハーブは「デオドラント作用があるので、ペットたちの体臭を快く保つ」のだそうだ。さっそく試してみた。水やお湯では、オイルが入ってなくても猫は嫌がるので、イッチョマエにキャリアオイルと混ぜてマッサージしてあげることにした。

なるほど、猫はキョトンとした顔はしているものの、不快な表情ではない。ユーカリオイルの時とは違い、逃げようともしない。用意したオイルをすべて塗ることができた。さて、あとはノミがどの程度逃げてくれるかが問題である。猫も逃げなきゃノミも逃げないのであれば、意味ないもんね。

※ご注意:

アロマ初心者だったこの頃は、猫には代謝できない精油成分があることを知らずに実験していました。
幸い、ウチの猫は問題ありませんでしたが、猫ちゃんへの精油使用にはご注意くださいね。







(18)生理痛対策 第2弾

引き続き生理痛に効くオイルの探索である(これがやりたいばっかりに生理が待ち遠しくなっている今日この頃)。
今回は生理痛がいつもに比べてグッと楽だった。鎮痛剤を一度も飲まずに過ごせてしまった。いろいろ試していたので一体何が効果的だったのか定かでないが、今回トライしたのは次のレシピ。
  • 生理の1週間くらい前から毎日お風呂にジャスミンオイルとクラリセージオイルを3~4滴ずつ滴らして、ゆっくり沐浴していた。
  • 生理当日からは、ジャスミンオイル+クラリセージオイルまたは、クラリセージオイル+シナモンオイルをキャリアオイルに混ぜてお腹をマッサージ。どうもシナモンオイルが効くような気がするので、沐浴もシナモン+クラリセージを使用した。
  • 腹痛と同時に頭痛がするので、ゼラニウムオイルを直接こめかみにつけマッサージ。
  • 睡眠時のポットにはゼラニウムとクラリセージまたはジャスミンを滴らした。
    これで痛みはほぼゼロになりました。驚きました。本当に効くんだ、アロマセラピーって。

→後日譚:

もっと強力な生理痛対策オイルを発見してしまった(^^*)。ヤロウオイルであります。特にヤロウブルーは自然のパワーが感じられるので超お気に入りなのですが、これをベースに使います。他にはクラリーセージ、ローズなどを気分によってブレンドするのですが、どんなにツライ時もヤロウブルーでマッサージすれば薬なしでも痛みが飛んでいきます。腹痛にはヤロウブルーをキャリアオイルで溶媒してマッサージ、頭痛にはこめかみ部分に原液をチョンチョンとつけておけば、バッチリです。
ちなみにヤロウ+クラリセージをホホバオイル+イブニングプリムローズオイルで希釈したブレンドを作り置きしておくと、ヘアケア用&生理痛対策に一石二鳥で重宝します。





(19)ドライブのおとも

車内に心地よい香りを漂わせる方法をご紹介します。コットンにエッセンシャルオイルを数滴したためて、それをエアコン等の送風口にはさんでおきます。すると風が通るごとにオイルの香りが車内に広がります。

ドライブのお供に適したオイルとしては、頭脳を明晰にさせて集中力を高めてくれるレモンや、眠気防止に疲労回復、渋滞時のイライラ解消に効果的なペパーミント、ベルガモット等がオススメです。




(20)お財布の悪臭対策

人の手から手へと渡るお金は、ばい菌がいっぱい。匂いも決して気持ちいいもんじゃありません。「アロマティックなお財布に変身させてみませんか?」という謳い文句に乗せられて、トライしてみました。

紙切れにエッセンシャルオイルを数滴たらします。これをお札入れにはさんでおくだけで、財布いっぱいに香りが広がります。お札を渡した時、店員さんにもアロマを感じてもらえるほどです。

しかし、アロマティック財布に使用するエッセンシャルオイルは、うまく選択すべきですね。私はゴージャスな香りが気に入ってるジャスミンを選んだのですが、これが大失敗。ジャスミンの甘くてほんわかした香りが、日を追うごとにお札のキタナイ匂いとゴチャマゼになって、「うっぷ」と気持ち悪い香りに変質しております。まるで子供にいたずらされたお母さんのお財布みたいで、お札を出す時ちょっと恥ずかしいのであります。

たぶん、レモンとかペパーミントのようなハッキリしたリフレッシュ系の香りの方が適しているんじゃないかな。また試したくても、今追い討ちをかけると、すべてがミックスして闇鍋状態になりそうなので、ジャスミンの不気味な香りが飛ぶまで次の実験はおあずけになっています。





★つづきをご覧になりたい方は・・・
→「アロマセラピー実験記録 その3」へ



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