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アロマ&クレイセラピー

実験記録


-その3-



まだまだまだ続く、アロマセラピー実験記録第3弾です。
97年4月下旬にアロマセラピー講座に出席し、知識はいきなり開花したのですが、まだ実験がともなっていません。先生に教えてもらったことから徐々に実験していますが、最近はなんといっても100%ピュアオイルに夢中になっています。


(21)霧吹きスプレーで部屋を殺菌&リフレッシュ

殺菌効果のあるエッセンシャルオイルを精製水に混ぜて、霧吹きすると、お部屋の菌を殺して空気をリフレッシュしてくれるんだと。特に風邪菌がうようよしている教室や職場でシュッシュすると、効果絶大なのだそうだ。さすがに職場でやるほど度胸はないが、家ではぜひとも試してみたい。さっそく1本1ドルのシュッシュ容器(英語ではSPLAYER)を買ってきて、アロマ水を作ってみた。

配合したオイルは、ラベンダーとティートリー。どちらも強力な殺菌効果があるといわれている。配合率はラベンダーをやや多めにすると、心地よい香りになる。水に対するエッセンシャルオイルの配合率は2.5%。

うれしくって思わず部屋をシュッシュしてしまう。猫は逃げる。同居人は「冷たい!」と不快がる。うれしいのは私一人である。でも、シュッシュのあとはいい香りが漂ってて、「よし、仕事しよう!」ってな気分になるのであります。

ちなみに悪臭が気になるバスルーム(含:使用後のトイレ)でもリフレッシュ効果あり。ついでにキッチンで使うと、殺菌効果とともに小さな害虫を除去してくれます。大きなゴキブリさんにはあまり効果ないけど、小さなゴキブリさんや蟻さんは、必死こいて逃げていきますよ。また、害虫退治には、シトロネラ、ゼラニウムも効果的です。

また仕事や勉強前には、レモン+ティートリーの配合で作ったアロマ水でシュッシュすると、能率があがるような気がします。




(22)ピュアオイル:ホーリーフオイルの謎

リラックス効果、スキンケア効果もある人気のローズウッド。ブラジルに生育するローズウッドの木は、樹齢40年を超えないと伐採してはいけないことになっているのだが、近年悪質な業者により原料の乱伐が続き、収穫に耐えうるローズウッドの木はいまや1本もなくなってしまった。その結果、精油の価格は吊り上るわ、樹齢40年に満たないローズウッドを隠れて伐採し、密売する人もいるとか。
これに反発したアロマセラピストたちは、ローズウッドの使用・購入をやめることにしたそうな。で、ローズウッドの代わりに使い出したのが、ホーリーフオイル

ホーリーフはアジアに生殖する木の葉から抽出されたオイルで、ちょっとウッディーで上品な香りがする。マイルドなオイルなので、こどもからお年寄りまで使えるし、呼吸器系のトラブルに適しているという。スキンケア用としても優れていて、特に成熟した肌、シワに効果的だそうだ。しかも、ローズウッドに比べてもやや安い。

さっそく100%ピュアのホーリーフを取り寄せてスキンケアに使ってみた。グレープシードオイルに溶かして顔をマッサージしようと、皿にホーリーフオイルを滴下しようとしたその時、2滴くらいのつもりがドドドッとオイルが落ちてしまった。ホーリーフオイルは他のエッセンシャルオイルに比べると、粘度が低くサラサラしているので、ちょっと容器を傾けただけでたくさん出てきやすいようだ。これではさすがに量が多すぎるだろうと思い、さらにキャリアオイルを足したが、香りが心地よいので、そのまま顔につけてしまった。

それから、である。肌がヒリヒリ、ムズムズしだし、翌朝は顔がかぶれ状態であった。仕方がないので、よく洗顔し、何もつけずに放置すること2日間、ようやく肌の調子がもとに戻ってきた。

その後、もう一度ホーリーフの効果を確認しようと注意深く滴下してみたが、つけてしばらくすると例によってヒリヒリ、ムズムズがはじまる。敏感肌に最適といわれるホーリーフオイルなのに、なぜか私には合わないようである。それとも他の理由があるのだろうか? ナゾである。

→後日譚: ホーリーフオイル、その後なんのトラブルもなく心地よく使っています。今ではかなりマイルドなオイルと認識しています。やはり最初のオーバーユースが原因で、その後しばらく過剰反応が出ていたのではないか?と思います。それとちょっと気に掛かるのが、ホーリーフを使い出したのが丁度クレイの実験で惨敗していた頃と重なるんですね。もしかして、クレイ実験とのコンビネーションが原因だったのかもしれません。





(23)にきび対策にジュニパーオイル

いいことを発見しました。にきび・吹き出物にはジュニパーオイルがホントに効くみたいなのだ。

どうもコツはキャリアオイルとのコンビネーションにあるようで、スウィートアーモンドオイル(またはグレープシードオイルでもいいみたい)に、小麦胚芽オイルを半々くらい混ぜ、これにジュニパーオイルをわずかに加える。(敏感肌の人はジュニパーとラベンダーを半分づつ入れてもいいみたい)

これを洗顔後にコマメににきび・吹き出物の箇所に塗る。ただし、30を超えたお肌のせいか、にきび・吹き出物以外の場所につけると肌が乾き気味になってヨロシクナイ。きっちり患部にのみつけるのが正しい使い方のようである。

→後日譚: ニキビ対策はあれこれやってみましたが、結局一番大切なのは、規則正しい食生活と正しい洗顔方法ですね。特に洗顔方法は大事。刺激の少ない植物性石けんをよーく泡立てて(両手に泡の山ができるくらい)、時間をかけて泡でかるく顔をマッサージ。これを二回繰り返し、流水でしつこくすすぎます。洗顔方法を変えただけで、ニキビはずいぶんおとなしくなりました。

エッセンシャルオイルはバッチリ洗顔した後に、ニキビの箇所だけに綿棒を使って原液のまま塗っておきます。マートルレッド、ベルガモット、ペティグレイン、ティートリー、ラベンダー、ミルラもニキビ対策に効果あるといわれます。
特に、小麦胚芽オイルは購入した時点から酸化しかかっていることが多いようなので、最近は使用していません。

尚、本気でニキビと格闘したい方には、クレイをオススメします。





(24)日本茶でスキンケア

目のまわりのクマ対策に日本茶がいいのだそうだ。お茶を飲んだあとの出がらしのお茶っぱを肌に直接つけて、こすこすこすればいいらしい。

そういえば、たしかお茶には殺菌効果、漂白効果にはじまって、ガン予防効果までさまざまな効能があったはずだ。
私は外国に住んでいても日本茶とは絶縁できない「お茶ばばあ」なので、今でも日本からしこたま煎茶を仕入れ、毎日ガブガブ飲んでいる。したがって、お茶っぱには事かかない。

さっそく前夜のお茶っぱで肌をマッサージしてみたら、これが結構気持ちいい。ついでに、ガーゼ(オーストラリアには家庭用ガーゼが売ってないのでハンカチで代用しているのだが)にくるんで、お肌をパッティングするのもイイ。お茶っぱはマイルドな反応なので、いいんだか悪いんだか明らかな証拠はないが、たしかに肌はなめらかになっていく気がする。今も次に記す「クレイセラピーとの奮闘」のおかげで、お肌が「因幡の白うさぎ」状態になっているのだが、これを癒してくれるのもお茶っぱである。

こんなに効果あるなら、日本茶でエッセンシャルオイルを作ってくれればいいのに・・と、一人つぶやいている。




(25)荒れた唇にアロマティック・リップクリーム

乾燥して荒れた唇を健康に戻したくて、ビーズワックス(蜜ろう)とエッセンシャルオイルを使ったオリジナル・リップクリームを試してみた。
  • 蜜ろう 3g
  • ホホバオイル 15ミリ(大さじ1杯)
  • キャロットオイル 1滴
  • ゼラニウムオイル 1滴
  • ラベンダーオイル 1滴

まずは蜜ろうを湯煎で溶かし、ホホバオイルを加えてよく混ぜます。あら熱がとれたところで、エッセンシャルオイルを加えます。

「オリジナル・アロマリップ」使用2週間経過・・・ひび割れ、乾燥しまくっていた唇がすっかり落ち着きました。もう唇が切れて出血することもないし、唇の皮がなめらかになった感じ。気に入っちゃいました。その後、時々精油やキャリアオイルの種類を変えたり、蜜ろうの量を調整したりして、ずっと愛用してます。

また、基本的には同じレシピで作った「蜜ろうクリーム」も重宝しています。フェイス用にはキャリアオイルの量を増やし、柔らかめの仕上がりにするのがコツ。上記エッセンシャルオイルの他、サンダルウッド、ホーリーフ、カモミール等、好みの精油をブレンドします。




(26)ダイエット大作戦

レモングラスはセリュライト(余計な脂肪分)を取り去り、サイプレスは余計な水分を取り去ってくれるという。私の贅肉はたぶん脂肪系だろうと踏んで、レモングラスでマッサージしてみることにした。

毎日、グレープシードオイルにレモングラスマジョラム(これは便秘対策オイル)を滴下して、気になるお腹と足をマッサージ。1週間ほどで、なんとなく引き締まったような気がしてきた(ホントか?)。これだけは明らかに言えるのだが、便秘は解消しました。身体の新陳代謝がよくなったような感じです。

→後日譚:
かれこれ2ヵ月ほど使い続けましたが、これ、本当に効果あると見ました。お腹やお尻のたるんだお肉がとれたし、不格好だった太股の形も変わりつつあります。ピンククレイとのコンビネーションがよかったのかもしれない。信じられないけど、継続は力なり、です。
尚、水分太りタイプの方は、レモングラスの代りにサイプレスを使うといいらしいです。

また、ダイエット用に特別ブレンドされた「スリミング」というオリジナルブレンドオイルがあります。使用経験者の方からは「いい感じ」という報告が舞い込んできています。





(27)育毛効果のあるオイル

特に脱毛で悩んでいたわけではないのですが、若干元気がなくなっていた髪の生え際にエッセンシャルオイルでマッサージしていたら、かぼそかった毛がだんだん太く丈夫になってきました。明らかに育ってます。

資料によれば育毛効果のあるオイルは、クラリセージ、ヤロウ、シダーウッド等ですが、私の使用感ではヤロウブルーが最も効果的であるように感じます。使い方は、ホホバオイルでヤロウブルーを濃い目に希釈し、指先にチョンチョンとつけ、地肌をマッサージします(少量なら原液でもいいような気がするが、安全性の面で確信はもてません)。

また、ホホバオイルも一般に育毛効果があると言いますが、オーストラリア産のホホバオイルは、収穫・精製過程がユニークなため、特にヘアケアに有効だそうです。実際、ホホバオイルで地肌をマッサージしたり、髪に少しつけてからブラッシングしたりと愛用していますが、髪はどんどん健康になってきてます。まあ、洗髪方法を変えたり、アロマ・ヘアパックをやったり、いろいろ試してるので、どれがどのくらい効果あったのかは分かりませんが。髪の健康に興味ある方は、ヘアケア編もご参照ください。





(28)若返りの水、ハンガリアンウォーター

お肌を若返らせる効果があると言われている、ハンガリアンウォーターという化粧水を自分で作ってみました。伝統的にはローズウォーターとアルコールをベースに、ローズマリーオイルその他の精油を混ぜたものというのが、ハンガリアンウォーターの定義らしいのですが、どうもいろいろなレシピが出回っているようです。

パトリシア・デービスによれば、
  • ローズマリー 4滴
  • レモン 6滴
  • オレンジ 2滴
  • オレンジブロッサムウォーター 5ml
  • ローズウォーター 5ml
  • 90度アルコール 40ml

だそうですが、他にもこんなレシピをお客さんから教えていただきました。
  • ローズマリー 5滴
  • レモン 13滴
  • オレンジ 13滴
  • ネロリ 7滴
  • ベルガモット 5滴
  • アルコール 100cc

私も自分なりに気持ちのいいレシピを研究していますが、今んところコレが気に入ってます。
  • ローズマリー 4滴
  • レモン 4滴
  • オレンジ 6滴
  • ベルガモット 4滴
  • ローズウォーター 25ml
  • オレンジブロッサムウォーター 25ml
  • 80度アルコール 50cc

    ※毎日1回シェイクして、長いこと冷蔵庫で寝かせると香りが練れてきていい感じになります。

アルコールはボトルショップ(酒屋)で「一番強いの、ちょうだい」と言ったら出てきたのが80度のポーリッシュ・ウォッカだったので、これを使ってるだけのハナシです。人工的に造られた化学薬品よりも、穀物を材料に醸造された天然アルコールの方がスキンケアには適しているという話も聞きます。どうも、アルコールの分量は少し控えめにして、アロマウォーターを増やした方が、刺激が強すぎず心地いいようです。
(但し、アルコール分が少ないと腐敗しやすいので注意。アルコール分50%以上にすればほぼ永久保存可能とか。まあ、アロマウォーターのみを基材にしていれば1年は問題なくもちますので、そうナーバスにならなくてもいいでしょう)

但し、このレシピだと感光反応を起こしやすい柑橘系オイルばっかりなので、もっぱら夜専用にしています。朝は柑橘系オイルのかわりに、ラベンダー、サンダルウッド等を混ぜたオリジナル化粧水をスプレーしています。また、上記のブレンドにグリセリンを混ぜるとアストリジェント効果の他に保湿効果も出てくるので、しっかりイイ感じです。

さて、「本当に若返るのか?」というと、やや疑問ではありますが(そりゃ肌の老化に対抗しようってのがどだい無理な話なのだが)、肌の弾力がよくなって、ツルツルしてきた気はします。もっとも他にもクレイやらマッサージやらやってるので、一体どれがどのように作用しているのかは、もう神のみぞ知る状態なのですが。でも、シュッと一噴きすると、柑橘系の香りがサワヤカに広がって気持ちイイですよ。




(29)風邪対策

このところ珍しく重症の風邪に悩まされたので、ここぞとばかりに実験してみました。

●初期症状
喉が痛い、頭が重い、なんか調子よくない、「こりゃ風邪かな?」と思ったら・・・
  • ローズマリーかゼラニウムのエッセンシャルオイルを1滴コップ一杯の水に滴らして、喉をガラガラうがい。
  • ユーカリ+ローズマリー+オレンジをマッサージオイルに混ぜ、上半身マッサージ。特に耳うしろのリンパ腺、喉から胸にかけて丁寧に。
  • 同じオイルを熱湯に滴下し、蒸気を吸引。
あとは栄養いっぱいとって、ぐっすり眠る。よほど強力な菌でない限り、2~3日で体調は元どおりになります。(3回中2回はこれで治った。)

●発熱した時
実験回数が少ないので、果たしてこれが効いたのかどうかは定かじゃないけど、とりあえず。ペパーミント+ユーカリ+ラベンダーで全身マッサージ。ペパーミントは体の不必要な体温を取り除いてくれるそうです。

また、洗面器の中のお湯にペパーミントを数滴たらして足浴すると、熱を下げ、足のだるさをとることが出来るそうです。

●咳
「これだと効果テキメン」というものはまだ発見していないのですが、比較的楽になった方法を紹介します。
  • ヤロウブルー+ローズマリー+ユーカリ+オレンジで上半身マッサージ。
  • ヤロウブルー+ユーカリ+ローズマリー+ラベンダーを混合してアロマタイザー(電気噴霧器)に入れ、蒸気を吸引する。吸引中は胸のゼイゼイが落ち着くが、部屋に香りをたちこめすぎると逆に刺激してしまうのか、咳が出やすくなるような気がする(この因果関係については不明)。


→後日譚: 資料によれば、咳にはライム(チモールかリナロール)、サイプレス、ラベンサラ、ユーカリ(ラディアタ)等が効果あるそうです。

★帝塚山芳香研究会さんからの報告によると、風邪の初期症状には次のような精油をお勧めだそうです。
ティートリー、ベルガモット、ユーカリ、ペパーミント、タイム

また、「ファインココナツブレンド」をベースに、ティートゥリー、ユーカリ グロブラス、ラベンサラで合計20%濃度にしたものを塗ると、咳と痰によく効くそうです。

★肺炎で苦しんでいる方に次のブレンドを作ってあげたら、咳も止まってよく効いたそうです。
  • サイプレス 8滴
  • ティートリー 4滴
  • ユーカリ(ラディアタ) 4滴
  • ラベンサラ 4滴
  • ボディマッサージオイル 10ml

これを胸部分のみに塗布します。濃度10%と濃い目なので、症状に併せて濃度を調整してお使いください。






(30)催淫効果抜群の「夜のブレンド」

ここだけの話だが、ものすごくパワフルな「夜のブレンド」を開発してしまった。
サンダルウッド+ヤロウブルー+ラベンダー+クラリセージ、これを寝室に焚きしめる。すると、朝までバイアグラ不要、というわけ。

このブレンドを使いすぎてヒリヒリしてきたら(どこが?なんて聞かないでね)、ホホバオイル。女性はティートリー+ラベンダーを洗面器に張ったお湯に滴らして、軽く洗浄しておくと、カンジタ等の膣感染症を防げます。

★→アロマセラピー実験記録 その6


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