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アロマ&クレイセラピー

実験記録


-その1-




(1)出会いは猫のノミ除け、ユーカリオイル

私がアロマオイルに取り付かれるキッカケになったのは、猫のノミ問題であった。我が家にいつのまにか居座った2匹の猫が連れてくるノミで、家じゅうノミがピョンピョン跳ねる状態になってしまい、かゆくてしょうがない。困り果てて、隣に住んでる大家のサムおじさんに「こんなこと言ったら、猫なんか飼ってるからだよ、と一笑に伏されるのではないか」と気にしながらも、思い切って相談した。

「それなら、ユーカリオイルを試してごらん。スーパーの薬品売り場で売ってるから。ノミはユーカリの匂いがキライだから、お湯に数滴溶かしたものを猫につければ、逃げていくよ。でも、家の中でやったら大変なことになるから、外に猫を連れていってからやるんだよ。」

オーストラリアにはあちこちにユーカリの木があるが、あの木から抽出されるオイルにはそんな魔法のような効果があったのか。驚いていると、サムおじさんのユーカリオイル説法は更に続いた。

「みんな風邪ひいた時に使うんだよ、これ。お湯に数滴たらして、その蒸気を吸い込むと、鼻やのどがスッとして風邪が早く治るし、胸に直接擦り込めば咳や気管にいいんだ」

なるほど、ユーカリオイルとは「オーストラリア版ガマの油」だったのか。確かにスーパーや薬局の棚にも各種ユーカリオイルが並んでおり、その裏にもそのような使用法が掲載されている。既に、民間療法として確立しているらしい。

さっそく猫にと試してみた。いつもゴハンをねだる時以外は勝手にそこらに寝ている猫を玄関に連れていった。たまに抱っこなんかされた猫は、「一体何がはじまるんだ?」と怪訝そうな顔をしていたが、そこへお構いなくユーカリオイル湯をかけると、つむじ風のように逃げ去った。2匹めの猫をつかまえてくると、今度は2人がかりで、猫をおさえながらユーカリオイル湯をかけたが、人間様の手を引っ掻いて力づくで逃げていった。

「これじゃあ、ノミが逃げる前に猫が逃げちゃう・・・」

というわけで、ノミとり効果のほどはよく分からなかった。

しかし、猫のノミに効くなら人間の肌につければ、スキンガード代わりになるのではないかと試してみたが、確かにこれをつけてから裏庭へ出ると、わりと蚊に刺されないような気がする。「気がする」程度ではあるが。

※ご注意:

アロマ初心者だったこの頃は、精油が水に溶けないことも、猫には代謝できない精油成分があることも、何も知らずに実験していました。
幸い、猫のほうで逃げてくれたので被害には及びませんでしたが、原則的に猫ちゃんへの精油使用にはご注意くださいね。





(2)鼻づまり、くしゃみにユーカリオイル

私は子供の頃からアレルギー性鼻炎持ちである。オーストラリアに来てからマシになったとはいえ、突然発作のように、鼻が過敏になり、くしゃみが止まらなくなることがある。これにユーカリオイルはどのくらい作用してくれるのだろうか?

調子最悪の時に試してみた。洗面器大のタッパーに熱湯を注ぎ、そこにユーカリオイルを2~3滴たらし、頭からバスタオルをかぶって蒸気を思い切り吸い込んでみた。ゲホンゲホン・・・思わずむせてしまう。思い切り吸い込んだら大変なことになるのだ。ゆっくりゆっくり深呼吸しながら、鼻から吸い込むと、確かに気持ちがいい。だんだん鼻が通っていく感じがする。しばらくするとお湯が冷めてくるので、またお湯を追加する。なるほど、これは効果ありと見た。

たぶん花粉症の人にも効果あるのではなかろうか。

→後日譚:

花粉症にはユーカリ(ラディアタ)が抜群にいいと、複数のお客さんから聞きました。使い方はユーカリオイルをキャリアオイルで2分の1ほどに希釈し、胸をマッサージする、ユーカリオイル+ペパーミントオイルをハンカチやティッシュに染み込ませて香りを嗅ぐ、ユーカリオイルを微量、浴槽に滴下して(必ず「アロマバスベースなどの乳化剤を使ってください)アロマバスにつかる等の方法がよいようです。






(3)虫さされには何が一番効くか?

次にトライしたのは、例によって猫のノミにやられた手足の虫さされ跡対策である。ここでも活躍したのはユーカリオイル。

本に書いてあった「アプリケーター」という方法を試してみた。お湯にオイルを数滴おとし、そこに浸したタオルで湿布するという方法だ。なるほど、これはムチャクチャ気持ちいい。蒸しタオル状態なので、それだけでも十分気持ちいいのだが、ユーカリオイルのスーッとする感覚がまた最高である。気持ちがいいのはよいが、虫さされ跡の治療には効果があるのかないのか、イマイチよく判明できなかった。

で、今度はマッサージ法を試してみた。キャリアオイルもまだ購入していなかったので、とりあえずキッチンにあるオリーブオイルにユーカリオイルを少し溶かして、肌に擦り込んでみた。ちょっとベタベタして気持ちはよくないが、これを朝晩数日繰り返していると、次第に跡は回復しているようだったし、さされたばかりの虫さされ跡の痒みもとれるような気がした。

しかし、ものの本によれば、虫さされや傷の治療には、ティートリーオイルが最高だとある。さっそくスーパーで購入した。さすがオーストラリアの原木。なんとなくユーカリオイルよりも痒みが取れるような気がする。でも、くさい。そう、ティートリーオイルの欠点は「くさい匂い」なんである。(注:その後、治療用グレードを入手して、高品質のものはくさくないことが分かりました。グレードによってこんなにも香りが違うとは驚き!)

だもんで、今度は「いかに香りを和らげながら、ティートリーオイルの効果を上げるか」に賭けようという気になってきた。この頃には、シドニーの町角で見掛けるたびにエッセンシャルオイルと思しきものをガンガン購入する病に取り付かれていたので、家には様々なオイルがころがっていた。

ものの本によれば、カモミールオイル、ラベンダーオイルもスキンケアに効果があると書かれている。そこで、ティートリーオイルをメインに、カモミール、ラベンダーを少しずつ混ぜて、ノミ対策治療薬を作ってみた。これなら、そんなに臭くないし、効果もあるようだ。しかし、キャリアオイルの代わりにオリーブオイルを使っているので、ベタベタして気持ち悪い。

そこで、手頃なキャリアオイルを探し、最も安いスィートアーモンドオイルを購入した。これはオリーブオイルのようにベタベタしなくて、サラッとしていて気持ちよく使え、肌への浸透度もいいみたい。少なくとも以前まで使っていた市販の塗り薬よりは治りが早く感じられる。

その後もいろいろな配合で試したが、今、一番気に入ってる配合は、スィートアーモンドオイル2に対し、ティートリーオイル1、それにカモミールオイルを数滴混ぜ、香りだましにローズオイルを少しだけ入れたものということで定着している。おかげでノミさされ跡はだいぶよくなった。また、蚊にさされた跡なら、速効で治る。毎日肌に擦り込んでいたら、ノミさされ跡以外のお肌がツルツル若返ってきてしまった。

→後日譚:

その後も虫さされオイル研究は続いております。コツとしては、通常より濃いめのブレンドにすること。ティートリー、ユーカリ、ラベンダー等の消炎、殺菌効果のあるオイルを使えばいいのですが、これにペパーミントを加えると、かゆみが和らぐようです。

オススメブレンド:ティートリー+レモンユーカリ+ラベンダー+カレンデュラ+ペパーミント
上記の精油をホホバオイルに濃い目(10~20%)に混ぜます。肌に長い時間留まらせるために、蜜ロウを溶かしてホホバオイルで希釈したものをキャリアオイル代わりに使ってもいいでしょう。

ティートリーとレモンユーカリ、ラベンダーでしっかり殺菌消毒し、ペパーミントで当座のかゆみを和らげます。カレンデュラは肌の蘇生を助けてくれます。
ラベンダーとティートリーは香りの相性がとてもよいので、ティートリーの香りが苦手な方はティートリーとラベンダーを混ぜて使うとサッパリしたいい香りになります。

効果の方ですが・・・。蚊くらいのカワイイものなら、1回付ければすぐに効きます。とりあえずかゆみはおさまりますので、かき壊したりイライラしたりせずに済みますし、さされ痕も比較的早く消えます。ただ、ノミとかブヨ、蜂になると結構強いので、何度も擦り込むか、もっと精油の濃度を上げるなど工夫が必要です。また、アルコールを混ぜるとかゆみがおさまりやすいようです。






(4)安眠に効くオイル

そんなわけで、アロマセラピーといえば「リラックス、ストレス解消」と言われているのに、当初はノミ対策でさんざん投資してしまった。次のテーマは「気持ちよく眠れるオイル」の研究である。

自慢じゃないが、私は眠るのが得意である。人生のうち眠ることが一番大好きであり、睡眠については人一倍大切にしている。寝具にもダウン90%入りの羽毛布団、羽毛枕、スノコの上に乗せる西洋式布団など、それなりに投資している。これまで不眠なんてなったこともないのだが、だからこそ、「より気持ちよく眠れる方法」というのは是非とも研究したくなるテーマなのである。

さて、不眠用のオイルといえば、もっとも有名なのはラベンダーオイルであろう。はるかかなたの記憶だが、昔「タイムトラベラー」という番組がNHKで放映されていたと思うのだが、過去や未来へ時間を超えて旅する時に貴重なアイテムが、ラベンダーの香りだったはずだ。「時をかける少女」の原田知世も、理科の実験室でラベンダーの香りをかいでいたと思う。本当にタイムトラベルが出来るとは信じていないが、ラベンダーが不思議な力を持つことに疑いはないだろう。

さっそくボットでラベンダーオイルを焚いてみた。スモーキーないい香りがする。しかし、初実験はオイルの量が多すぎたのか、香りが気になって逆によく眠れなかった。後からものの本を読んだら「量が多すぎると逆効果になることがあるので要注意」と書かれていた。

カモミールも同じような効果があると知って、今度はラベンダーオイルを控えめにポットに2滴ほど、カモミールも同量入れてみた。心地よく眠れた。が、朝になっても眠くて仕方なかった。ポットのロウソクは夜中に自然に消えるのが理想的なのだが、朝までガンガン燃えていたのだ。

→後日譚:

安眠用ブレンドは、あれこれ試してみました。その結果、最も気に入ってるのが「ラベンダー+ローマンカモミール+クラリセージ」のブレンド。但し、これにサンダルウッドを加えると何故か催淫効果が出てくるようで、却って眠るどころではなくなってしまいます。二人で眠っている方はご注意を。
マジョラム系の香りがお好きな方はラベンダーの代わりにマジョラムを混ぜても効きます。マジョラムは性的興奮を鎮静する作用があるというから、二人で静かに眠りたい夜はこちらの方が適しているかもしれません。





(5)朝の目覚めをよくするオイル

そうだ、眠るの大好きな私の悩みは「朝、不幸なこと」なんである。何しろ大好きな眠りが中断されるのだから、朝は非常に不幸である。許されることなら、このまま一生眠っていたいほど、眠りが好きなのに、それを邪魔するのが「朝の到来」である。この悪夢のような時=朝を気持ちよく迎えることができたら、どんなにいいだろう??

そこで、次なる興味は、「覚醒型オイル」へと移っていった。
覚醒型にはレモン、ローズマリー、ユーカリ等があるが、ユーカリはもう香りに飽きたので却下。レモンも試してみたが、イマイチ効果があるんだかないんだかわからなかった。

もっとも気に入ったのは、ローズマリーである。目覚まし時計に強制的に起こされたばかりの意識不明状態でも、スパイシー系のこの香りをかぐと、少しづつ意識がはっきりしてきて、「しょーがない、起きてやるか」という気になってくる。更に、ローズマリーオイル入りの朝風呂がいい。さわやかなお湯にゆったりつかっていると、「今日も一日がんばるぞ」という気がなんとなくしてくるから不思議である。単に気の持ちようという気もするが、以前虫さされ跡対策にとユーカリオイル湯に入っていたのだが、あの時よりは気分がシャキッとするのは事実だと思う。

もう1つ、朝風呂アイテムとしてオススメなのが、ジュニパー。この香りは、気分を盛り上げてくれるような気がする。ジュニパーにレモンを混ぜてもいいみたい。「特に予定のない休日」の朝に、ジュニパーの朝風呂に入ると、芝刈りだとか、掃除だとか、ホームページのメンテナンスとか、普段面倒臭いと思っていることがどんどんはかどるような気がする。

最近では不精な自分の性格を先読みして、目覚まし時計を止めるやいなやローズマリーの香りがかげるようにと、枕元に「香りの小瓶」を常駐させている。これは、空になった瓶に脱脂綿を詰めて、ローズマリーオイルを数滴たらしたもの。これが毎朝活躍している今日この頃である。




(6)やっぱりピュアオイルの効力はすごい?!

ピュアオイルは高いので、原価の安いオイル以外はあまり試したことがなかった。ところが、ブルーマウンテンのふもとにあるアートクラフトのお店で見つけたピュアオイルは地元製品ということもあってか、割とリーズナブルだったので、試しに1つ購入してみた。リラクゼーション系のパチューリである。

100%ピュアとあって、ポットに1滴たらしただけでもかなりの香りが広がる。グリーン系のベースノートのこのオイルは、ゆったり眠りたい週末の夜に活躍してもらっているが、これまで愛用していたラベンダー、カモミールよりも効果があるような気がする。気のせいか・・・?? しかし、他のピュアオイルに比べればリーズナブルなので、これはヒットに違いないと「安い買物」をした気分を味わっている。

→後日譚:

ビギナーだった当時は精油の安さにばかりこだわっていたから、ピュアじゃないオイルから手あたり次第に試していたものです。「素人なんだから、なにも初めから高価なピュアオイルを使わんでもいいだろう」と思っていたのですが、この実験記録を見ても分かるように、ピュアオイルとの違いは歴然だったわけです。

ピュアオイルのコレクションが2本3本と増えていくうちに、なんとなくピュアじゃないオイルには手が出なくなってしまいました。効果が云々というよりも、ピュアオイルをかいだ時に感じる、あの自然のパワーに魅せられてしまったんです。植物の血とでもいうべき、命が凝縮したエッセンシャルオイルは、慣れ親しめば親しむほどにハマっていきます。まるで、新たに人と知り合い、付き合いを深める中でその人の特技や性格を把握していくように、精油のことが分かるようになります。本で読んだ知識とは別に、五感で、自分の心身の反応を通して、受け入れていくんですね。と同時に、愛情まで湧いてきちゃったりします。そして、おもしろいことに、相性のいい精油、相性のよくない精油も次第に明確になっていきます。同じ種類の精油でもメーカーや収穫地の違いで、合う/合わないがあります。

そして、最近思うのは、アロマセラピーってのは対症療法的に「効いた/効かない」で喜んでるだけの世界じゃないんだな、ということ。勿論、効かなきゃ意味はないのですが、精油が効くかどうかというのは、使う人間次第なんですね。相性の問題もさることながら、自分が自身の心身について、どれだけ把握しているか?が鍵を握っているような気がするのです。科学的、病理学的な理解のみではなく、五感を通じて自分の心身の状態を感知するということも含めて。

今や私にとってのアロマセラピーはホリスティックな(包括的)自然療法であるだけでなくセルフアウェアネス(自己認識)の一環として日常に根づいてしまったのです。こうなってくると、もうピュアオイルは手放せないですね。




(7)スキンケアに挑戦!!

オーストラリアに移住するにあたって、最も困ったことの1つに「化粧品、ヘアケア商品の切り替え問題」がある(他にも困ったことはいっぱいあるが)。当初は長年愛用しているお気に入りの品を日本から大量に仕入れて船便で送ったりしていたが、いつまでたっても日本の家族に頼ってもいられない。オーストラリアでこれらに代わるモノはないかと探していたが、なかなか「コレ!」というものは見つからない。

「せっかくハマったアロマセラピー。エッセンシャルオイルを利用して、自分の肌に合う化粧水を開発すればいいじゃないか」と思い付いた。

ものの本に紹介されているレシピに従って、自分の好みのエッセンシャルオイルを混合し、オリジナルの化粧水づくりに挑戦してみた。50mlの水(オーガニックウォーターかローズウォーターがいいと書いてあるが、ミネラルウォーターしかなかったのでこれを代用)に、肌にやさしいカモミールオイル、リフレッシュ効果のあるローズマリーオイル、若返りの伝説を持つフランキンセンスオイルを3滴ずつ落としてみた。洗顔後にコットンに含ませてお肌をトントン叩きながら染み込ませる。

結構いい感じだ。ベトベトせず、あっさりしすぎず、適度なオイルが補給されている。香りもよい。

結論を出すにはまだ早すぎるが、肌がどれくらい若返るのか、様子を見てみよう。

→後日譚:

その後も手作り化粧水レシピの研究は続くわけですが、アロマウォーターを手に入れてから更に簡単に効果的なスキンケアができるようになりました。後々ご紹介する「ハンガリアンウォーター」もいいですが、沢山の精油を入れないで、単純にローズウォーターにグリセリンをちょっと加えるだけでも保湿効果のある心地のよい化粧水になることを発見。

一部の精油には感光作用があるし、乳化剤を使わないと皮膚刺激のリスクもあるので注意しなければなりませんが、アロマウォーターには水溶性の成分だけが微量に溶け込んでいますから、そんな心配はいりません。長期間同じブレンドで使っていても効果がなくなったり、弊害が出たりすることはありませんから、気軽に使えます。

以下に、各肌質向けの簡単化粧水レシピをご紹介します。(いずれも家族や友達を実験台にして効果は実証済み)

  • 普通肌-ローズウォーターとネロリウォーターを半々、少しだけ(1%くらい)グリセリンをいれる。
  • 乾燥肌-ローズウォーターにグリセリンを3%くらい足す。
  • 脂性肌-ネロリかラベンダーウォーター8割、ウィッチヘーゼル(アルコールで代用する場合は1割以下) 2割


贅沢を言えば、これに「オリジナル スキンケアブレンド」シリーズの中から肌質にあった精油ブレンドを0.5%~1%程度混ぜれば完璧(だが、オイルマッサージやクリームに精油ブレンドを混ぜて併用している場合には、化粧水には特にその必要はありません)。
また、日焼けしやすい夏場は、ラベンダーウォーターを混ぜておくのも知恵。

気が向いた時に、いつでもどこでもシュッシュとスプレーしてください。気分のリフレッシュにもなって気持ちいいですよ。





(8)傷んだ髪にも、アロマオイル

今度はヘアケアにも挑戦。私の髪は細すぎて非常に傷みやすい。シャンプーならボディショップの商品でなんとか持ちこたえられるが、キモになるのはコンディショナーである。残り少なくなった日本から持込んだトリートメントパックを横目に、アロマ・トリートメントに挑戦した。

まず、ホホバオイルとスィートアーモンドオイルを半々に混ぜる。これにリバイタル効果がありそうなオイルを入れればいいらしい。選択したのは、カモミール、ローズマリー、ジュニパーの3種類。20ml程度のキャリアオイルにそれぞれ3滴ほど入れてみた。

これを瓶ごとお湯であたため、直接乾いた髪に塗り付け、髪と地肌をマッサージ。蒸しタオルを巻いて放置すること1時間。普通にシャンプーしたら、今度は同じオイルをお酢に溶かし、アロマ湯に髪をしばし漬け込む。これで出来上がり(の筈)。でもちょっと油分が足りないかな、と思ったので、先のコンディショニング・オイルを少々濡れた髪先につけておいた。うーん、悪くない。髪からはエッセンシャルオイルのいい香りがするし、髪もパサつかないし。

その後、週に1回アロマ・トリートメントを続けてみたら、徐々に髪が丈夫になってきてるみたい。髪の1本1本が独立心を持ったのか(?)、絡みにくくもなった。これからも続けよう!

アロマセラピー実験記録「ヘアケア編」もご参照ください。その後もっと実験重ねてます。




(9)生理痛にはどのオイルが効果的か?

生理痛には、おそらく地球上の女性の半数以上が悩まされているだろう。私も昔は非常に痛みがキツく、学校や会社を休むことも度々あった。が、オーストラリアでヨガに出会い、これが気持ちがいいので毎朝毎晩10分間の自己流ヨガが習慣化してからは、生理痛がずっと軽くなった。それでもツライ時はツラく、鎮痛剤は手放せない。

こんな時、何が一番効くのか?
とりあえずラベンダーで試してみた。キャリアオイルと混ぜて、痛む部分(お腹、腰、こめかみ等)にマッサージ。薬を飲みたいのを我慢して、しつこくしつこくマッサージ。次第に痛みは薄れていった。完全には治らないが、かなり楽になる。少なくとも鎮痛剤を飲まずとも耐えられる程度には収まった。ほう、おそるべし、ラベンダーの力。

フランキンセンスも生理痛によいというので、使ってみたが、どうもラベンダーと混ぜた方がいいみたいな気がする。しかし、ものの本にはクラリセージならもっと効きそうなことが書いてある。今度試してみよう。




(10)お腹の調子が悪い時は?

カモミールは下痢、便秘の両方に効くらしい。下痢の時にマッサージしたら、効果があったような気がした。少なくとも、お腹の調子がなんとなく変な時に、カモミールローマンオイルをキャリアオイルで希釈してから軽くマッサージすると、お腹の感じがスッキリするようだ。

便秘については、便秘になったら試してみます。


★つづきをご覧になりたい方は・・・
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