本当の、ハッピー・エネルギーの「輪」(2)
~ 「ハッピー・エネルギーの輪」訂正追加版 ~
もうひとつ、この代理店制度を思いついた理由は、「スクールを作る」というミッションを発見してしまったから、ということを前回書きました。悩みを抱えている人たちが少しでもラクになれる、ハッピーに近づける場を提供するマインド・スクール構想。いやあ、美しいお話なのですが、これも上述したような落とし穴がありました。
あのエッセイを書いてから、何人かの「悩みを抱える人」がウチに滞在していかれました。スクールの練習のつもりでベビーシッターさんとして受け入れたんです。最初はもう張り切って、「なんとかしてあげたい」一心でした。ここを出ていくときには、かなり元気になってくれて、「ああ、なんとかなってよかった」と喜んでいました。すっかり調子に乗って、スクールではどんな手法が使えそうか?なんてことを考えていたのですが…
何人めかの人が滞在された時、私はたまたま通販のほうが忙しくなってしまって、ほとんど時間を共に過ごすことができませんでした。カウンセリングもどきも出来なかったし、アロマセラピーも出来なかった。なんにも出来ないでいるうちに滞在期間が終わって、帰国されました。その方には申し訳ないことをしたなあと思っていたのですが、なんと帰国後に彼女から感謝の手紙が届いたんです。
「滞在させていただいてありがとうございました。あそこにいる間にいろんなことに気づき、方向性が見えてきました」という内容でした。最初は「え?私は何にもしてあげなかったのに?!」って思いました。それで、ハッとした。今まで私がやってきたことは勘違いのお節介だったんだ、と。同時に気づいた。「そうか、私が目指すべきスクールというのは、こういうことなのか」と。
誰かが何か「してあげた」んじゃダメなんですね。その人自身が自分で掴まなければ意味がない。別にわざわざ日本からオーストラリアくんだりまで来なくたって、自宅にいても出来る人は出来るでしょう。じゃあ、スクールみたいな場を作る必要性はあるのか?というと、ひとつには「日常という環境から一旦離れること」が重要なのかもしれません。そして、出来ることなら、「ここに来ると、なんだかしらないけど元気になるんだよね」というエネルギー磁場みたいなものを作れたら。それで十分なのではないだろうか?
そのエネルギー磁場って? そこでまたピラミッドパワーとか、すぐ思い浮かべてしまうのですが(^^;)、いや、そーゆーことじゃないみたい。もっと日常的で単純なところに答えがありそう。
最近、製造や梱包を手伝ってくれている現地の人たちが自信もって、生き生きと仕事しているんです。労働意欲にイマイチ欠けるのがオーストラリア人気質なのですが、最初はそんな感じがあって心配していたのですが、このところ、見違えるように責任感もって頑張ってくれている。仕事に充実感を感じているようなんです。そんな彼らの働きぶりを見ていたら、ハッとしました。
「あれ? これってエネルギー磁場じゃないの?」
ここに来て仕事するってことが自信やハッピーに繋がる。誰かが何かしてあげるのではなく、ただ働いてもらうだけで。セラピーもカウンセリングも催眠術いらない。それって究極のヒーリングじゃないの?って。
そっか、スクールって E-Conceptionのことだったんだ!
目指していたものが、こんなに近くにあったとは。「マインド・スクール」も「エネルギー磁場」も、そんなに大仰なことじゃないんですね。E-Conceptionに関わっている人たちが自然と生き生きしてくる。それが私が目指していたもの。勘違いでもお節介でもない、誰にとっても無理のない自然な道。
それで、ストンと落ちました。私のなかの何か大事なものが、大事な場所にストンと収まった。
今までご迷惑おかけしてしまった皆さん、本当にごめんなさい。まだまだ形にはなっていませんが、歩むべき道は分かりました。これから気持ちを改め、またイチから出なおしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
そういうわけで、だいぶ遠回りしてしまいましたが、よくやく自分がやるべきことが分かりました。それは「自分がわくわくすること、楽しいことをやる」ということです。
考えてみれば、E-Conceptionもそれでスタートしたわけです。たまたまアロマにハマり、実験が楽しくて楽しくて仕方がなくて、それをわくわくしながら報告していた。だからこそ、読者の皆さんが支持してくださったんだと思います。これが「メンドイ仕事をイヤイヤやってる」雰囲気だったら、ここまでウケなかったはず。
他人の心配してお節介焼いてる代わりに、自分のやりたいことを楽しんでやっていけばいいんです。私自身がハッピーであること。それが廻りまわって、周囲へもいい影響を及ぼしていく。それは事実だとしても、そこに下心を入れ込まない。
それじゃ、私がやりたいことって何? あはは、いっぱいあるんですよ。呆れるくらい。
- ホームページの改編、整理。お買物しやすさを追及したり、膨大すぎてワケわからない情報の山を読みやすく整理していくこと。
- メルマガ発行。すでに登録受付しております。私の性に合ってるみたいで、めっちゃ楽しい!
- 家庭内での気軽なアロマ&クレイ利用法を伝えたい。ただいま、この目的で本を執筆中。
- オーストラリアは宝の山。まだまだご紹介していきたい商品がいっぱいあります。
- アロマの世界にこだわらず、他業界の人たちとコラボレートして、今までとは違うアロマの可能性を広げたい。
- 布ナプのアイデアを他分野でも生かしたい。
- 自分のスピリットをもっと磨いて、スピリチュアルレベルでのアロマの使い方を研究したい。
- 他には…、E-Conceptionとは直接関係なくなるかな。
スピリチュアルレベルでのアロマ、ということに触れたついでに、最近の福島の精神世界についてお話したいと思います。
私はもともと超現実主義の物理偏重型人間で、目に見えないもの、科学で説明できないものは、ハナから疑ってかかるという頭の固い人間です。もちろん、エネルギーだあ、波長だあ、などというものは、無縁で生きてきました。それが、オーストラリアに来てアロマにハマり、E-Conception設立にいたって、「精油にはエネルギーというものがある」という事実を認めざるをえなくなったわけです。
以来、自らもいろんな実験をしてきましたし、その過程ではお客さんやHP読者の方々に導かれて、さまざまなスピリチュアル体験をしてきました。10年前の私だったら絶対信じていないことを、今は「現実」「事実」として受け取っているってことが沢山あります。
分かりやすい例でいうと、オーラが見えるようになったこと。昨年9月のある日を境に、すべてのものにオーラを見るようになりました。って言っても大したことじゃないんですよ。ただ、見えるというだけで、「それがどーした?!」レベルのことです。日常生活にもビジネスにも、なんら役立ちません(^^;)。
ただ、それがキッカケで精神世界への開花が加速しているのを感じています。オーラが見えるようになった、というのは、「今まで存在しないことにしていたものの存在を認めた」ということです。オーラと同じように、存在を認めていなかったものがいろいろと存在するわけですね。
エネルギー・波動にも敏感になりました。精油の瓶を握ったら波動が伝わってくるのが分かる。家の中を流れる「気」を感じる。空気の淀みやネガティブなエネルギーも視覚的、触覚的に感じますし、それが精油や石やアロマウォーターやフラワーエッセンスによって変化していくことも。もちろん、人間の気持ちによっても変化していきます。
今まで五感を塞いで生きてきたわけですが、一旦チャクラが開き出すと、世界の捉え方が変わってくる。価値観も変わりますね。今まで、なんて偏った感性をしていたんだろうって思う。でも、スピリチュアルに目覚めたからって、あっちの世界だけにドップリはまるわけにもいきません。私たちが生きているのは、汚いのものも臭いものも全部ひっくるめた、この現実世界。娑婆に生きてる限り、この世界とのバランス感覚が大切なんです。
時々、宇宙からメッセージが降ってくることがあります。まるでスターダストみたいに。おかげで、自分の人生の意味もわかってきました。生きていく上で大事なことはみんな、アンテナをしっかり張っておいたら、向こうから教えてくれます。そのメッセージをしっかり受け止めていけば、自分のやるべきことも自然と分かる。
私がE-Conceptionによって何を実現させようとしているのか?も分かりました。それは、宇宙からやってくるスピリチュアルな情報を文書化し、地に足のついた現実の世界で通じるように形を変えて置きかえること、なんです。あちらの世界を、こちらの世界に伝える翻訳。具体的にどうすればいいのかはまだ分からないけど、その方法については考える必要がない。自分が楽しいと思うことを好きなようにやっていたら、必ず目的地に連れていってくれるはずです。
それが実現したとき、そこには本当に本当の「ハッピー・エネルギーの輪!」が出来ていることでしょう。その輪はE-Conceptionだけではなく、もっと大きな世界へ、幸せの波動を広げるものになるでしょう。
その日を目指して、お互い、楽しいことをやっていきましょう!
2003年03月03日:福島麻紀子
|