手作りコスメ
INDEX
手作りコスメのメリット
保存・消毒について
■スキンケア化粧品
ローション(化粧水)
マッサージオイル
クリーム
ジェル
美容液
リップクリーム
クレンジング
シミ対策
クレイパック
お手入れのヒント
■メイクアップ化粧品(カラリング・コスメ)
ファンデーション、日焼け止めクリーム
アイメイク、チーク
口紅
■メイクのヒント
下地づくり
ファンデーション
アイメイク
チーク
リップ
仕上げ
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●それぞれのお肌に合う、オリジナルレシピが作れます
人のお肌は千差万別。「乾燥肌」「敏感肌」「オイリー肌」などといった簡単な分類にはなかなか当てはまらないものです。実際、ここでご紹介しているレシピをそのままお試しになっても、ピタっと合うことはマレで、おそらくは皆さんのお手元で皆さんなりのアレンジが多少なりとも必要になってくるはずです。
乾燥肌用のレシピで作ってみたけど、まだ保湿力が足りない。そんなときは、保湿力をあげるためのオプションを加えることができますし、逆にもっとサッパリ感をあげる調整だってできます。
一見難しそうに感じるかもしれませんが、少しばかり材料や作り方について勉強していただければ、あとは簡単に応用できます。
●材料費も高くありません
材料費も市販の化粧品に比べたら安いものです。今まで化粧品に大金を費やしていた人が、その対費用効果にガクゼンとした、というお話もよく聞きます。
●お肌に合う材料を確認しながら選べます
市販の化粧品では、その化粧品に含まれるどの成分が合わないのか?が分からないので、成分表示から自分に合いそうな化粧品を選ぶことができません。
手作りコスメでは、材料ひとつひとつからチェックして、自分に合うものだけを選んでオリジナルの化粧品を作っていくことができます。
ナチュラルを過信しないで
手作りする際に、ひとつ、覚えておいていただきたいことがあります。それは、「ナチュラル」という言葉を過信しないでいただきたい、ということです。
「自然のものだから誰にでも絶対に安心」とは言えません。植物由来のものは一般にトラブルになりにくいと考えられていますが、人によってはアレルギーを引き起こすこともあります。個人差が大きいのです。
また、「ナチュラル」とうたわれるものの中にも、植物由来ではあるけれど、だいぶ人工的な加工過程を経ているものがあります。そういう材料が「自然」なのか「人工」なのか?--これは定義づけの問題です。
「自然」vs「人工」、「ナチュラル」vs「ケミカル」という対立図式は、あまりアテになりません。自然界にあるものもすべては「ケミカル」であり、またどんな自然素材であっても商品化にあたってなんらかの「人工的操作」が加えられているのですから。
私たちが求めているのは、「ナチュラル」ではなく、「安全」なのではないでしょうか?
比較的安全性の高い材料を選ぶことはもちろん重要ですが、「絶対に誰にでも合う」というスーパーマンみたいな物質はありません(^^;)。
「自分に合わないかもしれない」というリスクを頭の隅に置きながら、自分に合うレシピを探していく。材料の1つ1つを自分で確認しながら、ベストの組み合わせを探していくこと。それが手作りコスメのメリットでもあるのです。
お使いになる前に、材料を少量、耳のうしろにつけて、24時間放置して様子をみましょう。これをパッチテストといいます。かゆみ、かぶれ、炎症などの異常があらわれた場合には、その材料は合わないということですので、使用を避けます。
また、材料そのままでは異常があらわれても出来あがり品にすると問題なく使えることもあります。これは濃度の問題ですので、「苦手な材料だとわかってはいるけど、その効能を考えると少しは加えたい」という場合には、トラブルにならない濃度を見つけるよう研究することもできます。
だいぶ手間がかかるようですが、こうして自分だけのお肌に合うオリジナルレシピを開発研究する過程こそが、また「癒し」でもあります。自分を知ること、自分をいたわること、自分が喜ぶことを見つけること。忙しい日常のなかに、そんな「自分のための時間」を少しだけとってあげてください。
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手作りコスメの唯一の弱点は、保存がきかないこと。市販の化粧品は店頭での陳列時間が長いため合成保存剤が加えられていて、それがスキントラブルの原因になることが多いのだそうです。合成保存剤を使わない手作りコスメは、品質の劣化(酸化、防腐)に気を配ることが大切です。
自然由来の保存剤を活用すれば、多少化粧品の寿命を延ばすことができます。合成保存剤には劣りますが、上手に使えば強い味方になります。
寿命はレシピやモノによっても異なりますが、天然酸化防止剤(ROE)、天然保存剤(GSE)を加えた場合、半年くらいを目安と考えてください(両方加えたクリームの場合、冷蔵保存・未開封で2年間もちます)。また、新保存剤(TGR)には殺菌作用もありますので、より長く保存できます。が、過信は禁物、あくまで保存・管理・判断は自己責任で。
自然由来の保存剤も含め、保存剤をまったく加えたくない場合には、冷暗所(冷蔵庫が理想的)に保存して、使うたびに品質をチェックします。異物が見られたり、異臭が感じられたら、使用をやめてください。
容器は使う前に消毒しましょう。ボトル類は煮沸消毒するか、アルコール(エタノール等)で振り洗いします。広口のコスメ容器はアルコールを湿らせたティッシュなどでよく拭きます。特にねじ部分はカビが生えてきやすいので念入りに。
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