E-Conception.org イー・コンセプション ショッピングへ
E-Conception.org アロマの部屋 HOME E-Conception.org アロマの部屋 実験記録 E-Conception.org アロマの部屋 Q&A E-Conception.org アロマの部屋 エッセイ E-Conception.org アロマの部屋メルマガ E-Conception.org アロマの部屋 サイトマップ E-Conception.org アロマの部屋 自己紹介 E-Conception.org アロマの部屋 お問い合わせ
アロマ&クレイセラピー

実験記録


-その15-




(91)やっぱりアロマ風呂にはアロマバスベース

    アロマバスはいい香りがする上に、改善したい症状にも効くので、よく活用する。最近では香りがないお風呂は「クリープを入れないコーヒーみたい(←古いか)」で、満足できなくなってしまった。ついでに、濁らないお風呂も「クリープを・・(以下同文)」なので、クレイも欠かさず入れている。

    皆さんもご存知だろうが、アロマバスといっても、お風呂にいきなり精油を滴下しただけだと、なにかとトラブルの原因になる。鈍感肌を誇る私ですら、ユーカリやオレンジをそのまま湯船に滴下すると、水面があたるお腹あたりに赤い輪ができてしまって、かゆくなるのだ。それで、私はいつも「アロマバスベース」という乳化剤を利用している。

    先日、子供たちが風邪気味で、鼻をたらしていたので、お風呂にサイプレスオイルを入れてやろうと思った。ところが、たまたまアロマバスベースを切らしてしまった。「そうだ!牛乳だって乳化剤になるじゃないか!」と思い立ち、牛乳でアロマバス実験をしてみることに。以前から「牛乳でもエッセンシャルオイルは乳化しますから、大丈夫ですよ」という話を聞いていたんだけど、なんとなくトライする機会がなかったのだ。

    牛乳をコップに50ミリほど移し、そこにサイプレスを5滴落としてみた。見た目は攪拌しているように見える。これなら大丈夫!と安心して、お風呂のお湯に混ぜ込んだ。エッセンシャルオイルをそのまま湯船に入れたときのように、水面上にオイル分が浮かんでいる様子もない。

    いつものように子供たちを入れる。お風呂に入っているときは鼻水も止まるし、そのまま翌朝まで眠れるようだ(でも朝起きると、また鼻ぐじゅぐじゅしてるんだけど)。それはいいんだけど、お風呂から出ようとした頃、カレンがももの裏をやたらボリボリ掻いていることに気付いた。ももの裏に何かできてるんかな?と思って確認してみたら、ちょっと赤くなっているだけ。ボリボリ掻いたあと、程度でしかない。おかしいなあと思っていたら、私もももの裏、ひざの裏あたりがむしょうに痒くなってきた。お風呂からあがって見てみると、やっぱり赤く、軽い炎症状態になっている。

    なぜなぜ??と考えると、思い当たる原因はただひとつ。サイプレスオイルだ。牛乳では完全に攪拌できなったんだろう。エッセンシャルオイルをそのまま水に滴下すると水面に浮かぶけど、牛乳に混ぜたもんで脂肪分とくっついて、エッセンシャルオイルの成分はお湯の底に沈んだようだ。それが足の裏にあたって、皮膚刺激を起こしたんじゃないか、と。

    考えてみればサイプレスは皮膚刺激を起こしかねないとされる精油。いつもはアロマバスベースを使っているから、どんな精油でもお構いなしに、かなりの高い濃度で入れてしまっていたけど、これは完全に乳化できているからこそトラブルにならなかったのだろう。

    皮膚刺激を起こさないエッセンシャルオイルなら牛乳を使ってもいいかもしれないけど、エッセンシャルオイルの種類によっては要注意、ということかもしれない。

    ちなみに、炎症起こしたももの裏には、愛用しているマッサージオイル(ローズヒップ、ホホバオイル、センテラオイル、ビタミンE、エミューオイルのブレンド)を塗っておいたら、気付かぬうちに赤みも痒みもコロっと消えていた。




(92)クレイでシャキッと生サラダ!

    野菜や果物をクレイ水に浸けておくと農薬解毒になるという話。そこで、生野菜サラダを準備する前に、ボールに水を張り、ほんのひとつまみのグリーンクレイを溶かし、そこにレタスやキュウリやトマトを浸しておくことにした。(*他のクレイでもいいのだろうが一番作用が強いので、ウチのキッチンにはいつもグリーンクレイが用意されている。)

    本当に解毒になっているのかどうかは一般家庭では確認しようがない。でも、確実に実感できることがある。それはね、サラダがシャキッとしておいしくなるってこと。冷蔵庫に長いこと放置されて、しおれかけたレタスも、かなり元気になる。クレイは水と混じるとマイナスイオン化するせいかもしれない。マイナスイオンをあてると、食べ物がおいしくなるとか聞くし。

    もうひとつ、生サラダをおいしく食べるコツは、ドレッシング。私は毎日のように、その日ウチにあるもので違うレシピのドレッシングを手作りするんだけど、これにほんの数滴、レモンの精油を振りかけるのだ。レモンの精油は苦いけど、シャキっと引き締まる味。もちろん、レモンの覚醒刺激的な香りが食卓に漂い、フレッシュな気分になる。体調崩したとき、風邪ひきかけた時などは、特に活躍。

    手作りドレッシングはお好み次第だけど、私のレシピは大体こんなもん。テキトーに味見しながら量を決めていくだけ。

    • オリーブオイル and/or ごま油
    • お酢 and/or みりん and/or 干しぶどうを浸けおいた白ワイン
    • 白ゴマ and/or しょうが and/or にんにく and/or わさび(いずれも、すりおろしたもの)
    • はちみつ and/or 黒砂糖
    • しお、こしょう、ハーブ類





(93)オーストラリア・サンダルウッドの殺菌力

    サンダルウッドといえば東インド産のSantalum albumが最高級とされている。が、東インドでは長年の乱伐が続いた結果、今やサンダルウッドが絶滅の危機に瀕しており、非常に高価になり、ヤミ業者も続出しているという。そこで最近、西オーストラリアで発見されたSantalum spicatumが注目されてきた。東インド産に勝るとも劣らない品質と手頃な価格。E-Conceptionでも2002年3月よりオーストラリア産に切り替えたのだが、その特徴を実験で確認する機会を見つけられずにきてしまった。

    オーストラリア産サンダルウッドも東インド産同様、毒性が低く、皮膚刺激性もなく、初心者でも使いやすいマイルドなオイル。香りは東インド産に似ているけど、多少甘くてレモングラス様の香りも感じられる。α-ビザボロール等が含まれていて、抗炎症作用が非常に高く、また殺菌力も突出しているという。なんでもMRSA菌でティートリーの25倍、ニキビ・真菌で50倍というから、大した殺菌力なのだ。

    そこで、実験。時々足裏にできてしまう真菌性と思われる水イボ。水虫にしてはあまりカユミがないし、イボにしては小さめで、一体なんなのか不明。これが出来ると、今までは真菌に強いと言われるオレガノオイルをつけてきた。オレガノオイルは強力なオイルなんだけど、皮膚刺激もあるから扱いには要注意なのだ。そのわりに、最初から原液で患部湿布してきた。でも、鈍感肌なので支障はなかった。朝晩オレガノオイルの直付けをしておくと、次第に小さくなっていき、1週間くらいで完治する。その1週間が待っていられなくて、ついつい水疱を針で突いて破り、水を押し出してから疱の中にオレガノオイルを流しこむようになった。この方法だと3日くらいで水イボは治るけど、跡はしばらく残る。

    このオレガノオイルの代わりに、オーストラリア・サンダルウッドを使ってみようと思い立ったわけだ。なんたってティートリーオイルの50倍の殺菌力なんでしょ。でも、あの攻撃性のかけらもない、おだやかな老人の笑顔のようなサンダルウッドオイルに、そんな強力な殺菌力があるなんて、どうにもピント来ないわね。ま、とにかく、お手並み拝見。

    例の水疱ができはじめて大きくなるのを待ってから、オーストラリア・サンダルウッドを直付け。お風呂あがりに1回しただけなのに、翌日にはだいぶ引いて小さくなっている。中の水も自然と消えたようで、水疱があった部分は固くなっているけど、もうカユミも感じない。たった1回の直付けで、ここまで変化するとは。たしかにパワーはあるようだ。

    また、サンダルウッドは皮膚刺激がないから、体のどこでも安心して使えるのがありがたい。足裏みたいな鈍感な部位なら、患部以外に原液がついちゃっても、そう心配はいらない。というのも、使いやすいポイントだと思う。




(94)アレルギー反応をアロマ&クレイで退治

    お正月から母ともども、アレルギー湿疹に見まわれた。どうやら植物が原因らしい。最初はボツボツ局所的に湿疹が出ていたのが、あれよあれよという間に広がった。母は首全体、私は顔から赤く腫れあがって、オイワさん状態になった。以前にオイワさんになったときはビックリして救急病棟に駆け込んだが、医者は抗ヒスタミン剤を処方してくれただけ。あれ飲めば収まるのは分かっているけど、あれ飲むと頭がボーっとして何もできなくなるのがイヤなのだ。

    そこで、今回はアロマで治してやろうじゃん、ということになった。使ったのは、主に、抗ヒスタミン作用があると言われる、マヌカオイルとスプリュースオイル。治療過程において、いろんな基剤で試しちゃったので、いちいち解説していると長くなる。よって、試したレシピとその効果のほどを表にする。

    処方レシピ 結果
    アロマオイル 抗炎症作用に優れているはずのオーストラリアン・サンダルウッドと抗ヒスタミン作用のあるマヌカをホホバオイルに10%に希釈したものを塗ってみる。 かゆみはそこそこ引くのだが、やはり腫れは収まらない。1日目で退散。
    マヌカ内服 思い切ってマヌカオイルを1日3滴内服してみた。はちみつに混ぜて舐める。 初日は即効性アリと見た。が、2日目くらいからは、効果がよく分からない。
    蜜ろうクリーム ビーワックス3グラム、シアバター3グラム、ホホバオイル30ミリで、クリームを作り、マヌカとスプリュースを2%濃度で混ぜる。かゆみには効果アリ。3日目以降、夜かゆくて眠れないときに、よく効いた。
    クリーム クリームベースにマヌカとスプリュースを2%濃度で混ぜる。5日目以降、腫れが収まってきて、皮膚のカサカサが気になりだした頃から使用。湿疹そのものにもいいが、肌の調子を元に戻すのに役立ったみたい。
    ウィッチヘーゼルウォーター コットンにとってローションの代わりに塗りつける。これは正解。腫れ、炎症が収まる。特に、朝起きたてのボッコリ腫れあがった顔につけると、だいぶ見られる顔になる。


    そんなこんなで1週間ほどして、私の人相も元どおりに戻ってきたし、母の赤く腫れあがった首も落ち着いた。抗ヒスタミン剤飲まなくても、自然療法でここまで治せる、といういい実験だった。実験台も二体だったし。

    ところで、マヌカとスプリュースの組み合せは意外にもフレッシュな心地よい香りになる。単品の香りが苦手な方にはオススメかも。




(95)アレルギー湿疹にクレイジェル

    (94)に報告したとおり、顔・首廻りのアレルギー反応はおさまったのだが、最後まで腕に湿疹だけがしつこく残っていた。大したことはないのだが、夜になるとかゆくなる。かけばかくほど赤いポツポツが出てくる。これは上記で試したどの方法でも退治することができなかった。

    そこでクレイジェルを思い立って作ってみた。

      【レシピ】
    • グリーンクレイ 3グラム
    • ウィッチヘーゼルウォーター 2ミリ
    • ミネラルジェル 10グラム
    • ホホバオイル 2ミリ
    • 精油:マヌカとスプリュースを各2滴
      グリーンクレイをウィッチヘーゼルウォーターにつけてペースト状にしてから、ミネラルジェルと合わせてよく混ぜ、ホホバオイルと精油を加える。うっすらと塗るだけなので、乾燥してからもクレイがぼそぼそ落ちてくることがなく便利。

    これが見事に効いた。夜眠る前に薄くつけて寝たら、かゆみを発することもなく、朝にはキレイに湿疹が消えていたのだ。びっくりしたー。




(96)髪ジラミ退治のトリートメント

    子供たちが学校で髪ジラミを移されてきた。かゆがって地肌をかきこわしてしまう。

    シラミは1~2ミリのサイズで、髪のなかに上手に隠れているので、そう簡単に見つからない。また卵を産み付けられるので(卵は小さいから見つけるのはさらに難儀、見つかっても髪に糊付け?されているかのように、除去しにくい)、卵から孵化すると、また次の世代が活躍するようになる。放っておけば、すごい勢いでネズミ算式に増えていくわけです。

    この髪ジラミ対策ではいろいろ試したのだが、最近ベストと思われる方法を開発した。
    1. まず、地肌のかゆみと、かきこわしのトリートメントに、ウィッチー・クリームを地肌に塗る。かきこわして乾燥しがちな地肌を保湿・ケアして、かゆみを軽減するのが目的。

    2. それから、ラベンダー精油を原液のまま、私の5本の指先に1滴ずつチョンチョンとつけて、それを子供の髪をマッサージするように全体になじませる。合計10滴くらい。必ずしも、髪全体にいきわたらなくてもOK。

    3. そして、シャワーキャップをかぶらせて、20分くらい放置する。
      こうすることで、精油の揮発成分が髪全体にいきわたり、シラミは全滅、というワケ。
      まあ、毒ガス死ってところですか。シラミには気の毒ですが(^^;)。

    4. その後、シャンプーベースで洗い流して、タオルドライ。

    5. まだ髪がぬれているうちに、櫛でシラミの死骸を除去。このとき、まだ生きているシラミもいるけど、動きが鈍くなっているので、キャッチしやすいです。

    ただし、このトリートメントでも卵の除去はできないので、卵が孵化したな?と思われるタイミングで、同じトリートメントを繰り返す必要があります。生まれたばかりの髪ジラミは産卵することはできないので、成虫になる前にこのトリートメントをしておくことが大切です。

    ウチでは2~3日に1回のトリートメントを3回くらい繰り返したあたりで、卵も見られなくなりました。




(97)ひまし油湿布

    E-Conceptionでは英語名:キャスターオイルとして販売していた ひまし油(現在は取り扱い終了)。伝統的に「解毒・下剤」として知られてきましたが、今では化粧品の 素材としても活用されています。皮膚浸透スピードが遅いという特性を生かして、たとえばリップカラーの基材として活用したり、皮膚の上でしばらく作用させておきたい皮膚トラブル用のバームなどに最適です。

    そのほか、心霊診断家エドガー・ケイシーがリーディングのなかで推奨することが多かったといわれる「ひまし油湿布」という使い方があり、代表的なケイシー健康法のひとつとして有名です。
    「キリストの御手」といわれる、キャスターオイルをお腹に温湿布するこの方法、さまざまな症例で推奨していたそうです。

    私もやってみましたが、効果のほどはさておき、なんせリラックスして気持ちいい♪ 内臓のデトックスになるのか、からだも軽くなります。化学療法中にも試しましたが、副作用がラクになった気がします。やり方はとっても簡単。

    1. 専用のコットン布を用意します。四つ折にしてA4サイズになるくらいが理 想的。
      (E-Conceptionでも有機栽培フランネル・コットン布をご用意しました。)

    2. その布をA4サイズに4重に折りたたみ、ひまし油を垂らして布一面に染み こませます。

    3. その布をおなか全体にあてて、上から加熱します。  湯たんぽを利用してもいいし、
      E-Conceptionのウォーターバックも便利です。

    4. そのまま1時間ほど、リラックス~。ベッドで音楽を聴いたり、ぼーっとするのがベスト。

    5. ひまし油湿布を外し、重曹を入れたお湯(100mlに重曹小さじ1杯程度)に ひたした布で、お腹に残った油をふき取ります。 (フェイシャル・シートが便利です)

    ※3日目の夜には湿布後にオリーブオイルをスプーン1杯ほど飲みます。
    ※ひまし油湿布は3日間続けたら4日間おやすみします。
    ※使用した湿布は、ご本人に限り再使用可。必要に応じて毎回ひまし油をすこしずつ足して使いますが、ときどきお洗濯してくださいね。