アトピーインタビュー:(12) アトピーに誇りをもって
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★アトピーになるのは、誰が悪いわけでもありません。ただ、患者さんの傾向として、自分を抑えて我慢強い人、真面目な人、他人に気を使いすぎる人、などがあげられるようです。
自分を一番大切に出来るのは自分自身ですから、自分を大切に出来ているか考え、見つめなおすことで暮らし方も変わります。いいチャンスでもあるのです。アトピーの皮膚に「頑張っているんだね」と声かけられるといいですね。
アトピーの時期は痒くて酷かったので、他の事が考えられないという現実もありましたが、今何を学べるか考えるのは面白かったです。
環境のこと、食生活のこと、色々と身の周りの事を考えるきっかけになりました。
人間の身体って素晴らしい仕組みだと実感しましたし、自分自身を見つめる機会にもなりました。知らないことを知るのは面白いですし、何か楽しめる場面を作ることも、とても大切だと思います。。
また、自意識が過剰だと、アトピーの湿疹がイチイチ気になります。どう見られるか不安になるんですが、「実は誰も私をそれほど気にしていない」と開き直るのも気が楽になります。
●What you think about me is none of my business(あなたが私のことをどう思うかは、私にはぜんぜん関係ない)ってヤツですね。
安定した自己自信が大切なのでしょう。
★あとですね、これは病後暫くして、ボディワークというマッサージを受けたことがあるのですが。そのとき、「身体の健康度、健康レベルが高いんですね」と言われました。
アトピーも、体内の動きが滞るから起こるでしょう。なのに、内臓深く溜め込んで、内臓自体の病気にならず、皮膚という表層に分散させて体内の毒を出している。なので、身体自体は、健康でありたいという力が強い、というのです。
なるほど~、と興味深く拝聴しました。
●今わたし、ちょっと星のことを勉強しはじめたのですが、昭子さんってとても繊細な性質をもって生まれてきているんですね。
ちょっとしたストレスや環境の異常を敏感に察知して、それをカラダの信号に置き換えるのが得意、なんでしょう。
仙人のような透明感、しなやかで耐久力のある生命力。それが昭子さんの特長なんだと思います。
★アトピーの人って、自分の身体の機能と力にもっと自信を持っていいのかもしれませんね。
皮膚という表層の出来事なので、見かけが悪くなるから、ついつい下を向いて歩いたり、隠したり、うつうつしがちになりますが、「身体は大丈夫!元気になりたがって毒を出している」と、上を向いて歩くといいのかも、と思いました。
●「わたしは実は生命力が強く、健康力の高い性質なんだ!」って誇らしく思っていただけると、いいですね。
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