●今の昭子さんにとって、あの病気はどんな意味があったと思われますか?
★病気のお陰で、社会から数年間も離れる機会が訪れたのは、珍しいハプニングだと思います。「人生最大の休暇」になりました。(^^;)
社会から離れての生活ですが、朝、というか昼前に起き、自分のことだけを精一杯していると、すぐに夜。
体力も余裕もなかったので、朝起きての着替え、ご飯とお風呂が仕事でした。。。。
世の中の遊び、会社のつきあいなどからも隔離状態ですから、精神的にも「素」になります。
病気なので、ちょっと気を緩めるとだらしなくなりますし、自分のできる範囲できちんと過ごすのが目標でした。
本当に規則正しい、毎日一生懸命の生活でした。
毎日、毎時間、目の前の事を精一杯こなす日々でしたから、継続した時間の経過を味わう余裕もありません。
そのため、何年もたつのに、感覚的には歳をとっていないのです。小さい子供ってその場だけを生きてますから、時間の経過の感覚がないでしょう。あれと同じです。
治ってみたら数年たっていて、形としては何歳も歳をとっているのだけど、自分としてはワープしちゃったみたい。
友人が年齢に関する話をしていても、不思議な会話に聞こえるだけです。年齢感覚がなくなったし。
●私もときどき、昭子さんって「仙人みたい」って思います(^^;)。お肌も赤ちゃんみたいにツルツルだし。
★お肌つるつるですか?とってもうれしいです~。ありがとうございます。石鹸洗顔は殆どしませんし、クレイパックとE-Conceptionのスキンケア化粧品のお陰ですね。
●宣伝ありがとうございます(^^;)。
★仙人みたいに、霞を食べて、いつも穏やかに微笑んでいられたらいいですね~。(^^;)
あのですね、アトピー期間があって、会社や世の中、友人付き合いから離れて、いかにそれらの渦中で右往左往していたか、自分自身が振り回されていたか、よくわかったんです。
もともと、ふわふわした「わが道を行く」みたいなところがあるので、それほど振り回されたほうではないと思いますが、やはり自分を強く抑えていたのですね。
ずっと社会の渦中にいて、自分の意思と程遠くなっている人も多いでしょうから、自分自身に戻り、気づくチャンスに合えたのは本当にラッキーです。病気という、強制的な方法ではありましたが、それ位しないと、私の場合、戻れなかったかもしれませんね。
●ああ、そうか。社会のなかでの自分の位置づけというか、自分が自分らしくあるための、リセットでもあったのですね。。。
私はそれをオーストラリア移住という自己改革プロジェクトのなかで実践したのだけど、昭子さんの場合はアトピーだった。
そういえば、時期的にも重なるんですよね。私がオーストラリアに来て右往左往していた時期と、昭子さんの闘病時代。
★そうなんですか。時期的に同じ頃だなんて、興味深いですね。きっと、これも「ご縁」なのでしょうね。
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