アトピーインタビュー:(6) ありのままを認めること、降参
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★赤ひげ先生の治療法は、自己治癒力を利用する治療ですから、決して強要できないのですね。その状態と向き合って対処する、ありのままを認め、ちょっと前進させるというの、生活全般に応用できる姿勢です。
赤ひげ先生のところに行くと、その日はすごくラクなんですね。一度「毎日来たい」と言った事があるんですが、即座に「絶対ダメ」と言われました。身体が追いつかなくなるんでしょうね。そういう意味で、「我慢」でもありました(^^;)。
●そうですね、「ありのままを認める」って、カンタンそうで難しかったりしますし(^^;)。「いい修行」でもあったのでしょう。
★ホント、いい修行というか一人合宿みたいなものでした。
なんだかですね、よく、地球で生きているのは修行だ、と言うでしょう。でも、私には「合宿」というイメージなんですよね。楽しいことも、様々な人や物との交わりもあり、涙も笑いもあるし。。。。枕投げしながら仲良くなったりって。。(^^;)
●あはは、合宿というのは楽しくていいですね!
★でしょう。どんどん楽しく「合宿」したいですね。。(^^;)
病気中なんだけど、病気にホトホト飽きた、とよく思っていました。飽きたけど、自分の身体だからつきあうしかない、という。アトピーというカゴを用意して、そのカゴにアトピーだけを詰め込んで、外にホイとゴミとして出したい、というイメージ。
●なるほど。病気に飲み込まれないって、大事なポイントかもしれませんね。
★もう飽き飽きしているけど、「そういう今の自分」、「皮膚の汚い自分」、「息切れして周りに頼っている自分」そういうのを全部認めて付き合うしかない、と。。。なので...何に対してだか判らないんですが...「参りました。降参です」という気持ちもありましたね~。そういう意味で、本当に気づきが多かったです。
●「サレンダー」ですね。自分ではどうにもならないときは、「天に任せる」というのも、ひとつの選択肢なんですよね。
★また、アレだけ酷いアトピーでしたから、PTSD(心的外傷後ストレス障害)ももちろんありました。一時は「痒い」という言葉にもビクついてました。
●カラダはよくなっても、トラウマ的な心の傷が残るのですね。。。
★PTSDは自然なことなんですよね。身体の治る速度が自然(ゆっくり)だと、疲弊した心も穏やかに緩んでいくことが出来ます。身体と心が両方社会復帰しないと、精神病になってしまいそうです。
周りの友人は、「もう元気になったね」と彼らのペースで誘ったり、動きますが、焦らずマイペースで復帰していくことが大切だと思いました。
そういう面でも、医者は心身を緩めるサポートをしてくれたと思います。かなり治ってきた頃、医者が「まだ、痒いのは怖いですか?」と聞いてきたんですが、元気に「いーえ、大丈夫」と笑って返事できました。その心遣いにちょっと感動しましたね。
●カラダとココロはリンクしていますから、両方がバランスよく癒されていく必要があるのでしょう。
★また、赤ひげ先生は質問すると率直に判りやすく全て説明してくれるので、ハナシをするのも楽しかったです。その質問内容は、身体の機能、身体に影響を与える生活用品、宇宙線、太陽黒点、放射線、魂のようなエネルギー体など、広範囲に及びました。
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